英国人作家エムリン・ウィリアムズにより1935年に書かれた心理サスペンス劇の決定版『夜が私を待っている ~ナイト・マスト・フォール~』の上演が決定!
出演は、映像を中心に活躍している若手実力派・入江甚儀、近年舞台女優としての評価も高い秋元才加、そして安定した演技力と抜群の存在感の前田美波里ほか魅力的なキャストが集結。演出は、舞台作品のみならず嵐主演の映画「ピカ☆ンチ」シリーズの脚本なども手掛け、エンターテイメント業界から注目を集めるクリエイター、河原雅彦が務める。チケットは9月3日(土)より発売。
◆あらすじ
ロンドンの都塵を離れたある森の一軒家に、ブラムソン夫人(前田美波里)という体の不自由な老婦人が若い姪のオリヴィア(秋元才加)と暮らしていた。当家のメイドで夫人にもよく仕えていたドーラは、ある店のウェイターをしていたダンと仲良くなって妊娠。ブラムソン夫人はダン(入江甚儀)を説いて二人を結婚させてやろうと思っていた。
ある日、ホテル客だったチャルフォント夫人が突然行方不明になる。ブラムソン夫人の自宅付近で見かけたとの連絡が入った警察が捜査を始めると、そこにドーラがダンを連れてやってくる。ダンはチャルフォント夫人と親しかったとの噂があったが、彼の巧みな弁舌に魅了されたブラムソン夫人は彼を家で雇うことにする。
ダンは老婦人に取り入って日に日に寵愛を深くしていき、姪のオリヴィアも彼の狡猾と偽善を嫌いつつ、心の中では彼に強い魅力を感じていた。疑惑を深めたオリヴィアは、ある日ダンの持ち物を密かに見分すると、そこにチャルフォント夫人の写真と、何やら重い荷物を見つけてしまう……。
◆入江甚儀
「夜が私を待っている~ナイトマストフォール~」は骨太な心理スリラー劇ということで、魅力的な脚本と、河原さんの演出、それに出演者の方々の芝居が混じり合うことにより、どんな化学反応が生まれるのか、僕自身とても楽しみです。
僕が演じるダンという役は、純粋さと怪しさの入り混じった不思議な魅力の持ち主で、物語のキーパーソンになる人物です。二面性を内側に秘めた、とても難しい役だと思いますが、今自分の持てる力を尽くしてこの作品にのぞみたいと思いますので、ご期待下さい。紀伊国屋サザンシアターでお会いできるのを楽しみにしています!
◆秋元才加
一年ぶりに、大好きな舞台に立てる喜びを今からひしひしと感じております。
私が演じるオリヴィアは私と同じ28歳。今の私が何処まで成長できるか、共演させて頂く皆さんから刺激を貰い、精一杯のお芝居をお見せ出来る様に頑張ります!
◆前田美波里
さすがはイギリスのサスペンス。引き込まれて一気に台本を読んでしまいました。
車いすの未亡人役をどう演じるか……。演出、共演の方々との新しい出会いにも、私自身わくわくして今からとても楽しみです。