記者発表会では、本作への出演が決定している伊﨑央登が劇団メンバーにはサプライズで登場。原作となった映画で三上豪役として出演している大先輩の登場に、同役を舞台で演じる劇団メンバーの安井一真は緊張からか、不良っぽかった座り姿勢が、足を閉じてどんどん良い姿勢に。他の劇団メンバーたちからも、先輩から学びたいことが数多くあるようで、和気あいあいの雰囲気のトークセッションとなった。
チケットは10月25日(水)から発売される。
【滝谷源治 役/松本大志(劇団番町ボーイズ☆)】
原作があり、映画化もされて、学生時代に一世風靡した作品なので、印象がすごく強く残っていて、そのイメージのまま演じてもオリジナリティが出ないのですが、僕の場合は小栗旬さんの影がどうしても残ってしまうので、どうやってオリジナリティを出していったらよいか、みんなで話し合いながら作っていきたいと思います。
殺陣をやるにあたって、体の柔らかさや体幹がとても大事なので、ジムに通ったり、柔軟をしたり、半年前から筋トレも 始めました。殺陣稽古では、プロの方にリアルな殺陣に見えるように教えてもらっています。迫力のある殺陣シーンだけでなく、友情の絆や、コメディタッチな笑えるシーンもあります。生の臨場感を感じられるのが舞台の醍醐味なので、楽しんでいただきたいです。劇場でお待ちしています!
【芹沢多摩雄 役/堂本翔平(劇団番町ボーイズ☆)】
僕たちが学生時代にブームになった作品で、大ファンなので、映画に負けないくらい原作の良さが出る舞台にしたいと思っています。芹沢たちが通う「鈴蘭高校」は不良の巣窟ですが、僕自身は進学校に通っていたので、役とのギャップはすごくあります(笑)。
【戸梶勇次 役/二葉 勇(劇団番町ボーイズ☆)】
狡猾で切れ者でクールな役どころで、映画版ではカッコイイキャラクターになっていたのですが、舞台版では僕が演じるということもあり、明るい部分もある役になっています。そこも楽しみにしていただければと思います。
【三上 学 役/千綿勇平(劇団番町ボーイズ☆)】
僕が高校生の時に映画が公開されていたのですが、今回演じさせていただく“三上兄弟”はすごくインパクトのある役なので、双子の弟を演じる(安井)一真と一緒に、二人で愛される“三上兄弟”を演じたいと思います。映画版で“三上兄弟”を演じられた伊﨑さんや、劇団番長ボーイズ☆メンバーの唯一の双子である(二葉)勇くんに どうしたら双子らしく見えるのか教えてもらいたいと思います。
【三上 豪 役/安井一真(劇団番町ボーイズ☆)】
僕が演じる「三上 豪」は、この舞台では「矢崎丈治」役で出演される伊﨑史登さんが映画で演じていた役なのですごく緊張しています。僕は生まれてから23年間、優しさをもって生きてきたのですが、 “極悪ツインズ”と呼ばれている役なので、どうしたものかと悩んでいます。役が決まって、まずはじめにやったのは“眉間にシワを寄せてみる”ことでした。いまではかなり楽に出来るようになりました。“三上兄弟”はムードメーカー的な存在なので、僕たち二人が出てきたら楽しんでもらえるように精一杯頑張りたいと思います。
【筒本将治 役/菊池修司(劇団番町ボーイズ☆)】
芹沢軍団唯一の2年生で、ビジュアル的にも派手な見た目なのですが、人懐っこさや可愛らしさを出しつつ、みんなでいい作品を作っていきたいと思っています。アッパーな役ですが、自分自身はネガティブなタイプなので、役作りのために普段から明るく過ごすようにしています。
【千田ナオキ 役/砂原健佑(劇団番町ボーイズ☆)】
この役は、“武装戦線”というバイカーチームの一員なのですが、凶暴な役で、原作では“狂犬”として描かれているので、内に秘めた凶暴性をみせられたらと思っています。映画ではあまり掘り下げられていない役なので、イメージがあまり固まっていない分、自由な発想で役を作っていきたいと思っています。
【桐島ヒロミ 役/籾木芳仁(劇団番町ボーイズ☆)】
海老塚中トリオと呼ばれる一年生の役なので、しっかり存在感を出して演じられればと思っています。原作漫画、映画にリスペクトを込めつつ、舞台でやる意味をしっかり考えて作っていきたいと思います。
【杉原 誠 役/織部典成(劇団番町ボーイズ☆候補生)】
クールでありながら、喧嘩の強い役どころという事で、そのためのゴツイ体作りをしています。この素敵な作品に出させていただけるので、どこから見ても“杉原 誠”だと思ってもらえるように頑張りたいと思います。籾木さんについていきます!
【田村 保 役/西原健太(劇団番町ボーイズ☆)】
原作と映画には出てこない、舞台版のオリジナルキャラクターなので、今回の作品に新しい風を吹かせられるように頑張りたいと思います。全然「クローズ」っぽくないので、役作りは必要ありません(笑)。自分の持ち味を活かしながら、素のままで演じたいと思っています。
【矢崎丈治 役/伊﨑央登】
みんなの姿を観ていると、懐かしい気持ちになります。原作があるから緊張するのもよくわかります。
実は、映画版では衣装や髪型のイメージは自分たちで考えたものがかなり反映されているんです。
映画が公開されたあとは、いろいろな現場で会う若手役者たちから、「『クローズZERO』を見て、役者になりたいと思った」とか「自分も演りたい」という言葉をよく聞きました。そんな作品に選んでいただいたことを誇りに思っています。
今でも映画「クローズZERO」のメンバーとは交流があって、今回の舞台化の話も出てくるのですが、みんな「観に行こうか」と言ってくださり、またすごく期待してくださってもいます。僕もこの舞台版を頑張りたいと思います。
【山田能龍(山田ジャパン)/脚本・演出】<映像コメント>
劇団番町ボーイズ☆とは2回目で、今回は「第10回公演」という記念すべき時に一緒にやらせていただきます。
今回はさらに『クローズZERO』というビッグタイトルということで、とても気合が入っています。もちろん原作をリスペクトしつつ、自分と劇団番町ボーイズ☆のメンバーなりのオリジナリティある作品にしていきたいと思います。