宅間孝行、篠田麻里子、松本享恭、かとうかず子、鳥居みゆき、片岡鶴太郎らが出演する舞台、タクフェス 春のコメディ祭!「笑う巨塔」の上演が発表された。
あたたかい笑いと切ない涙で感動を誘う作品に定評のある、宅間孝行主宰「タクフェス」。2017年の春、「タクフェス」に新シリーズ「春のコメディ祭!」を立ち上げた。
第1弾は温泉宿を舞台に繰り広げるシチュエーションコメディ「わらいのまち」を上演。このシリーズは「タクフェス作品」=「泣ける作品」というイメージと差別化を図り、笑いのエンターテインメントに振り切った内容になっている。
シリーズ第2作目となる本作は、ノンストップのリアルタイムで突つ走る抱腹絶倒のシチュエーションコメディ。今度の舞台は病院のロビー!?入院患者に見舞い客、医者や看護師まで様々な人々を巻き込んで、病院内は大混乱!「白い巨塔」ならぬ「笑う巨塔」と化していく!というもの。
【ストーリー】
東京はとある所にある「四王病院」。この病院には様々な人が入院していた。
総選挙を間近に控えた山之内代議士が突然倒れ運び込まれた。山之内の息子であり、 父親の秘書も務める蓮太郎と秘書として長年仕える芥川、新人秘書のあゆみの3人は検査の結果をやきもきしながら待ちわびていた。
検査の結果、単なる疲労と分かり胸をなでおろす3人だったが、総裁選を前に健康問題を対立候補陣営につつかれてはまずいと、入院の事実を党本部に隠そうとその場しのぎの言い訳を…。
一方、頑固で意地っ張りの典型的な江戸っ子のとび職の親方、花田浩美は検査の為入院していた。
家族も本人も大病かと心配したが、結果は軽い胃潰瘍。調子づき、たまの入院生活でわがまま三昧の浩美。
そこに一人の男が見舞いにやって来る。
昔、浩美の元で修行をしていた富雄が数年振りに現れたのだ。しかしこの男、とんでもない迷惑者。
富雄との再会に喜ぶのは浩美の娘、ふみばかり。
そんな中、軽い胃潰瘍だと思っていた浩美の病状が実は…。
また、政界の古狸、浜惣こと浜村惣一朗は秘書を連れ親友である元横綱、三子山親方を見舞いに来ていた。
総裁選を控えた大事な時期に仕事をほったらかすなど相手陣営に知れたらとやきもきする秘書をよそに
ばれる訳がないと意気揚々の浜惣であったが…。
患者、見舞い客、医者、看護師、水道屋…様々な想いや事情が交錯し、平穏だった病院はとんでもない事態に…。
【宅間孝行より「笑う巨塔」についてのお願い】
春のコメディシリーズ第二弾は、俺にとってシチュエーションコメディの最高傑作「笑う巨塔」。もう書けと言われてもこんなの書けません。断言出来ます。それくらいの自画自賛の最高傑作です。そんな大切な大切な作品なのに、事もあろうにとんでもないメンバーが集まってしまいました。どうすればいいんでしょう。 ドSキャラの俺は当然、まりこ様にしばかれるでしょうが、頼んでないのに梅ちゃんはシャンソン歌いながら鼻から何かを飛ばし、鳥居さんは狂気で目が血走り、女手一つで子供を育て上げたかず子さんはいつまで経ってもいい女で、享恭くんはライダーに変身出来ないってファンに返信し、最後には鶴さんがひよこになりながら飛びます!飛びます!ってなるかもしれません。それ以外にも芸人からハーフからイケメンパラダイス佐藤祐基から、寅さんこと渥美清さんの元祖付き人石井の愃ちゃんまでいるんです。老若硬軟すべて網羅のメンバーで劇場がもう信じらんないくらいの大混乱になるでしょう。大切な大切な作品なのに。助けて下さい!助けに来て下さい!そんな俺たちを観てゲラゲラ笑ってる場合じゃないんですよ!腹をよじらせて腹筋崩壊してる場合じゃないんですよ!あなたに愛を届けたいのに!劇場で待ってます。
宅間孝行