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September 28,2019 (Sat)
『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』
ジュリエット役の柄本時生とロミオ役の桐山照史

鄭義信のBunkamuraシアターコクーン初進出作『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』(2020年2月より上演)の情報が解禁された。

今作は、2008年に上演した「焼肉ドラゴン」で演劇賞を総なめにし、10年後の2018年には自身が監督を務め同作を映画化。他にも「月はどっちに出ている」「愛を乞うひと」の脚本で高い評価を得るなど、演劇に留まらず、幅広く活躍する鄭の新作戯曲だ。
社会派からコメディまで数多くの作品で高い評価を得ている鄭が題材とするのは、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』。ただし、物語の舞台は自身のルーツである関西の戦後の港町、せりふは全編関西弁、キャストは全員男性、タイトルも『泣くロミオと怒るジュリエット』など、誰もが思い描くラブストーリーとは一線を画す作品になることは間違いない。鄭ならではの目線で、初めての恋に突っ走る若い2人と、それを取り巻く不器用に生きる人々の純愛群像劇が繰り広げられる。

出演には、本作のタイトルロールであるロミオとジュリエットを、ジャニーズWESTの桐山照史と柄本時生が務める。
ドラマ・映画・舞台とジャンルを問わず様々な作品に出演し、硬軟演じ分け高い評価を得ている桐山が演じるのは、かつては愚連隊“モンタギュー”に所属しながらも更生し、屋台で働く真面目な青年ロミオ。
そして個性的な風貌と異彩を放つ存在感で幅広い役を演じ、どの作品にも強烈なインパクトを残す柄本が演じるのは、田舎から都会に出てきた、心根が真っ直ぐで優しいジュリエット。この2人がこれまでにない新たな『ロミオとジュリエット』を創り上げることになる。
共演は、ロミオの父親代わりで町で診療所を営むローレンスに段田安則、ジュリエットの兄ティボルトに高橋努、その内縁の妻ソフィアに八嶋智人、モンタギューの筆頭メンバー・マキューシオに元木聖也、ロミオの親友ベンヴォーリオに橋本淳、キャピレットの若頭ロベルトに岡田義徳、愚連隊に圧力をかける警部補を福田転球、巡査をみのすけ、傷痍軍人でアコーディオン奏者に朴勝哲と、個性と実力を兼ね備えた布陣が実現した。 

♥【作・演出】鄭 義信コメント
純愛物語の王道として知られる『ロミオとジュリエット』。でも僕はその背後に、いくつか隠されたものがあると思っていました。差別や不寛容、定かな理由もなく憎悪を募らせ、互いに憎しみ合う人々。最近の、この国に蔓延する空気にも似た“イヤな感じ”を、戦後の混乱期を駆け抜けた、愚連隊の若者たちに置き換えて描いてみることにしました。
 オールメールにしたのはシェイクスピアへの敬意と、憧れの劇場シアターコクーンで長く芸術監督を務め、演劇の楽しさと先鋭的な表現を両立させた作品を創り続けた故 蜷川幸雄さんへのリスペクトから。さらに自分の得意な関西弁地域に場を設定し、関西出身の方もそうでない方も入り混じる、濃ゆい俳優さんたちにお集まりいただきました。
 桐山照史さんと柄本時生さん。高すぎるハードルの二人がどんな恋に落ちるか、どうぞご期待ください!

♥ 桐山照史コメント
シェイクスピア、オールメール、舞台での関西弁、シアターコクーンに鄭義信さんの作品。『泣くロミオと怒るジュリエット』は、僕にとって初めて尽くしの舞台です。何せ映画ではあのレオナルド・ディカプリオも演じた役。愛に殉じて命を捨てるなんて、エグカッコエエ! ただし、今回はジュリエット役が柄本時生さんなので、恋の顛末がどうなるものか僕自身もまだ想像できず、ワクワクだけが募っています。
 鄭さんの様々なアイデアで翻案され、しかも自分がネイティブで使っている言葉で語られる「ロミジュリ」は、血肉の通ったドラマになるはず。グッとくるところはもちろん、笑える場面もしっかりありそうなので、鄭さんの世界にたっぷり浸り、作品の一部として舞台上で生きられたらと思っています。
 ちなみに、時生さんとご一緒することで父・明さん、兄・佑さんに続く柄本家男性陣との共演がコンプリートになることも、嬉しいポイントです。

♥ 柄本時生コメント
「『ロミオとジュリエット』のジュリエット役を」というお話をいただいた時は、コントのように三度訊き返してしまいました。単に女性役というだけでなく、世界的な名作のヒロインを自分が演じる。でも日頃から、「役者の仕事はできないことをすること」と思っている僕にとって、お断りする理由はありませんし、むしろこのキツさがやりがいでもある。有難いオファーをいただき、頑張らなければと素直に思っています。
 シェイクスピアは江本純子さん演出の「じゃじゃ馬馴らし」、東京乾電池で父が演出して上演を重ねる「夏の夜の夢」に出演したことがあります。どちらもかなりひねった上演で、その点では今回の鄭義信版に、むしろ近いシェイクスピア体験をしているのかも……。
 鄭さんが描くジュリエットは、見た目より内面の美しさが問われる女性なのではないでしょうか。関西弁は桐山さんに教わりながらせりふに忠実に、繰り返し語る言葉の中に演じるヒントがあると信じて作品に臨みたいと思います。

♥ ストーリー
戦争が終わって5年。港を擁する工場街ヴェローナ。
工場から出る黒い煙と煤に覆われた鉛色の街。その街の空気をさらに不穏にしてぃるのは、顔を合わせる度に揉め事を起こす2つの愚連隊“モンタギュー”と“キャピレット”だった。
“モンタギュー”の元メンバーで、今は更正してカストリ屋台で働く奥手でまじめな青年ロミオ。ロミオの親友で、喧嘩っ早くいつも問題を起こす張本人のマキューシオと、正反対に聡明で理知的なべンヴォーリオ。
3人はそれぞれに、今の時代や自分の境遇に悩みや閉塞感を感じていた。そんな日々の憂さ晴らしに3人が出かけたダンスホールで、田舎から出てきたばかりのジュリエットに出会い、ロミオは人生で初めての恋に落ちる。しかしジュリエットはなんと、敵対する“キャピレット”のリーダー・ティボルトの妹だったのだ……!
そんなことはお構いなしに燃え上がる2人の恋。ロミオは白頭山東洋治療所の店主で父親のような存在のローレンスに相談するが……。2人を取り巻く様々な人物と共に、街は大乱闘に巻き込まれていく……。

【作・演出】
鄭 義信
【出演】
桐山照史 柄本時生 橋本 淳 元木聖也 高橋 努
岡田義徳 朴 勝哲 みのすけ 福田転球 八嶋智人 段田安則
【東京】
2020年2月8日(土)~3月4日(水)Bunkamuraシアターコクーン
【大阪】
2020年3月8日(日)~15日(日)森ノ宮ピロティホール
【チケット】
2019年12月15日(日)発売

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September 27,2019 (Fri)
50Shades


全世界で1億冊以上が売れた大ベストセラー官能小説『50シェイズ・オブ・グレイ』をパロディにして作られたコメディミュージカル『50Shades(フィフティシェイズ)!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』。オフ・ブロードウェイで上演されるやいなや話題騒然、「大人の娯楽」を求めて男女問わず多くの観客が劇場に押し寄せた。海を越える事は不可能と思われた型破りな世界観の「エロティックコメディミュージカル」を、‟クレイジーな下ネタには造詣の深い”演出家・河原雅彦がその手腕をいかんなく発揮し、2016年に日本初演が実現。センスも破壊力も抜群、クオリティの高いロックナンバーの数々にのせて繰り広げられるおバカ度MAXなミュージカルは、日本の劇場でも観客を爆笑の渦に巻き込んだ。
初演の熱狂から3年、2019年バージョンとして11月から東京・大阪・福岡で上演される本作。「エロ」をエンターテインメントに昇華させる魔術師・河原雅彦が令和の時代でも爆笑必至の官能ワールドを作り上げる。

主人公クリスチャン・グレイ役は初演に引き続き浜中文一が続投。初演時に初主演にして「若く有能だが心から人を愛せないサディストの青年実業家」という突飛なキャラクターを見事に演じきった。最近ではドラマ『初めて恋をした日に読む話』で注目を浴びるなど演技派俳優として活躍の場を広げる浜中の、この作品でしか観られない姿は必見だ。
2019年バージョンとして、新たなキャストの参加が決定。グレイにより未知なる世界に足を踏み入れるヒロイン・アナ役には初のミュージカル出演となる水崎綾女を迎えた。カンヌ映画祭審査員賞を受賞した『光』のヒロイン役など女優として高く評価される水崎が、新境地に挑む。
そして、圧倒的な歌唱力と存在感でミュージカル界を牽引するシルビア・グラブ、一度観たら忘れられない個性的なキャラクターで魅了する野口かおる、リアリティと迫力ある演技で定評のある青木さやか、独特のコメディセンスで河原からの信頼も厚い福田転球の出演が決定。アンサンブルキャストには女装パフォーマーのレディビアード、カイル・カード、パイレーツオブマチョビアンと、あらゆるボーダーを超えた強烈なキャスト陣が集結した。

また、本日、2019年バージョンのビジュアルが解禁された。
浜中演じるクリスチャン・グレイは、“50通りに歪んだ”と表されるほどにとんでもない性癖を持ったサディストの青年。その彼の頭の中から飛び出すイメージの数々が、刺激的かつどこかおバカな世界観を彷彿とさせる。


【STORY】
週に一度、「本を読む会」を開催している主婦三人組パム、ベブ、キャロル。マンネリ化した性生活を送る彼女たちが選んだ本は、女子大生のアナが若き企業家のグレイに惹かれていく恋愛小説、いやその実、官能小説。
小説で描かれるのは、これまで平凡に生きてきた純真無垢な女子大生・アナと、リッチで色男、だけどとんでもない性癖を持った青年実業家・グレイの、どこまでも歪んだ愛のカタチ…。
果たしてアナの心のビッグ・ホールは、グレイのビッグ・ラブによって埋められるのか?
惹かれ合う二人の行方やいかに?!


【上演台本・訳詞・演出】河原雅彦
【出演】
浜中文一 水崎綾女 シルビア・グラブ 野口かおる 青木さやか 福田転球
/ レディビアード カイル・カード パイレーツオブマチョビアン
【東京】
2019年11月15日(金)~11月24日(日) 新宿FACE
【大阪】
2019年11月29日(金)~12月1日(日) Zepp Namba
【福岡】
2019年12月3日(火)~12月4日(水) ももちパレス
チケット発売中

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September 24,2019 (Tue)
『キオスク』

今年の2月に結成された関西ジャニーズJr.のユニット“Aぇ! group”のメンバーとして、舞台『僕らAぇ! groupって言いますねん』でいきなり東京での舞台デビューを果たした末澤誠也が、今回は単独主演として東京と兵庫の舞台に立つことが発表された。
同ユニット内ではメンバー初の単独主演だが、今回は本公演へ向けたショーケースとして、リーディング形式での上演であり、本格的な舞台作品への足掛かり。演出はミュージカルをはじめ多彩な作品の演出で評価の高い石丸さち子、ほかキャストには実力派で秀作への出演が続く女優の一路真輝、東京パフォーマンスドールの上西星来、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する岸祐二、同じく様々な作品で高く評価されるベテラン俳優山路和弘と、そうそうたる顔ぶれが揃った。

昨年公開されたオーストリア映画版も好評の本作。
キオスクで働くことになった一人の青年が、大人たちとの交流を通じて成長していく物語。

1937年、ナチスドイツが台頭するウィーンに、自然に恵まれた湖畔で母親と二人暮らしだった17歳のフランツがやって来る。
キオスクの見習店員となったフランツは、母の旧友でもある店主からさまざまな事を学び、また店の客である精神分析学の創始者、フロイト教授と知り合いになる。教授からフランツは、人生を楽しみ恋をするよう忠告され、やがてフランツは年頃の青年らしく、謎めいたボヘミアンの女の子アネシュカに心を奪われ……。
フランツに人生を説く晩年のジークムント・フロイト教授。ウィーンでの自立の扉を開くキオスクの店主・オットー・トゥルスニエク。
そして時代のうねりにのみ込まれていくオーストリア。フランツの想いと歩みを描いて、ノスタルジックな空気感を醸し出すこの魅力的な作品は、2018年秋、日本でも映画版が公開されて好評を博した。


石丸さち子(上演台本・演出)コメント
17歳のフランツが出会う、都会ウィーン。新聞のインクと葉巻の匂いが立ちこめるキオスク。はじめての恋は狂おしく、恋と人生の手ほどきは心理学の第一人者フロイト教授。しかし、初々しい少年が喜び悩み大人に成長する自由は、ナチス・ドイツの台頭する政情に押しつぶされます。そんな時代の中にあって、なんてのびやかで無鉄砲で多感な青春でしょうか!
この作品をご紹介できることに、大きな喜びと責任を感じます。素晴らしく魅力的な出演者が集まりました。フランツの人生を駆け抜ける末澤誠也さんにしっかり伴走したいと思います。

末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)コメント
「舞台で主演をはらせていただく」というのが、僕の中で一つの夢でもあり、大きな目標でした。それをこんなにも早くに実現できることになり、本当に喜びと感謝で一杯です。
芝居経験はまだまだ浅いですが、お芝居が大好きで、舞台に立たせていただいた際には、役者の皆さんから様々なお話を聞かせていただき、舞台上で表現させていただけることが本当に勉強になりますし、僕が成長していく大きな糧になっています。リーディングというジャンルのお芝居は初めての挑戦なので、少年フランツの成長、フランツから見て描かれる時代の変化をしっかり皆様に感じていただけるように精一杯頑張りたいと思います。是非劇場に足をお運び下さい!

一路真輝コメント
“オーストリアと日本の国交樹立150周年”の今年、その締めくくりに、リーディングシアター『キオスク』に出演させて頂ける事、とても嬉しいです。
オーストリア、ウィーンは宝塚時代からずっと大好きな場所で、プライベートでもお仕事でも幾度か訪れ、わたしの身体の何パーセントかはウィーンの、オーストリアの空気感で満たされています。原作を読んでいても、地名を見るだけで景色が浮かんできて、ワクワクするのです。
そして、何年も待ち焦がれていた石丸さち子さんの演出であることにも心惹かれ、石丸さんのお創りになる世界を楽しみにしています。


【原作】
ローベルト・ゼーターラー
【翻訳】
酒寄進一
【上演台本・演出】
石丸さち子
【出演】
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)
一路真輝
上西星来(東京パフォーマンスドール)
岸 祐二
山路和弘
【東京】
2019年12月25日(水)~29日(日)東京芸術劇場 シアターイースト
【兵庫】
2020年1月18日(土)~19日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【チケット】
2019年11月17日(日)発売
 




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