池田純矢が作・演出を手掛けるエン*ゲキシリーズの5作目となる最新作「-4D-imetor(フォーディメーター)」。当初2020年5月に予定していた上演は新型コロナウイルス感染症の影響により中止を余儀なくされたが、このたび全キャスト・ビジュアル・公演詳細とともに再始動が発表された。
W主演を務めるのは、乃木坂46卒業後、女優として様々な舞台での活躍に注目を集める生駒里奈と、役者・脚本家・演出家とマルチな才能を発揮する池田純矢。ミステリーには必要不可欠な“相棒”としてタッグを組む。
共演には、唯一無二の圧倒的な存在感で多彩なキャラクターを怪演する村田充。映画、TVドラマ、舞台とジャンルを問わず活躍する松島庄汰。話題作で主演を務めるなど2.5次元作品を中心に活躍する田村心。衝撃的なマジック“ブレインダイブ”で話題を呼び、本作ではイリュージョン監修も担う新子景視。そして、三谷幸喜作品をはじめとする舞台・映画・TVドラマに出演多数。硬軟自在に演じ分け物語に一層の奥行きをもたらす俳優・阿南健治。個性豊かなキャストが顔を揃えた。
池田演じる渡来暦が超能力の解明に明け暮れる「渡来超能力研究所」を舞台に、突如テレポーテーションのように現れた少女・ノア(生駒里奈)の失われた記憶の謎、首相官邸で立て籠もりテロを起こした“革命軍”の目的、政府の研究機関「国立研究所」に立ち込める不穏な気配……多層的に壮大なスケールで繰り広げられるミステリー、奇術×謎解き×演劇の融合による“アトラクション・エンターテインメント”。チケットは7月3日(土)より一般発売。
▼池田純矢(作・演出・主演)
昨年の公演中止から一年が経ち、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。
未だ先の見えない荒波の中ではありますが、演劇が生まれて数百年…きっと今以上の危機があったのだと思います。
それでも脈々と受け継がれてきた意思は、これから先も繋がっていくのだと思います。
先人達が遺してくれた想いを次の世代へと繋げていく。それが我々の意思であり、願いです。
舞台演劇の性質上、お客様には決して安くはないチケット代を頂き、その日その時その場所に足を運んで頂かなければならない。
それは簡単な事ではないと改めて感じます。
だからこそ、意味がある時間を、人生において大切な瞬間を過ごして頂く為、持ちうる全ての力でおもてなしする事を約束します。
どんな暗闇からでも光を見出すことはできる。
演劇には、人間には、そんな力があると信じています。
様々な物が変わりゆくこの時代ですが、演劇を続けていく覚悟と信念は変わりません。
どうか、共に紡いで下さい。皆様のお力をお貸し下さい。今夏、笑顔でお会いできますように。
▼ストーリー
私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦は
世間からオカルトマニアの変人と噂されながらも、超能力の解明に明け暮れていた。
ある日、研究所の壁面からまるでテレポーテーションのように
突如出現する記憶を失った謎の少女・ノア。
ルーツを辿る唯一の手がかりは
「ノア、必ず帰ってこい。渡来超能力研究所で待つ」
と書かれた血まみれのメモ。
時を同じくして、首相官邸ではテロ組織が超能力でも無ければ
不可能な手口で総理を人質にとり、立て籠もるという事件が発生。
渡来は、ノアやテロ組織ら超能力者を、三次元の肉体を持ちながら
四次元世界に干渉できるように進化した新人類"4Dimetor"と推論し、事件の真相を追う。
一方、政府の「国立研究所」では何やら不穏な気配が立ち込めていた。
失われた記憶、血まみれのメモ、テロ組織の目的、国立研究所の闇...
あらゆる謎が、パズルのピースを埋めるように次々と解き明かされていく。
「さあ、好奇心の扉をあけよう!」