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大倉忠義が初のストレートプレイで単独初主演『蜘蛛女のキス』。鈴木裕美演出の名作で、渡辺いっけいとの“二人芝居”に挑む!

March 28,2017 (Tue)
渡辺いっけい
東京グローブ座にて、5月27日(土)~6月18日(日)まで大倉忠義主演舞台『蜘蛛女のキス』の上演が発表された。

本作は、アルゼンチンの作家マヌエル・プイグが1976年に発表してベストセラーになった小説をもとにプイグ自身の手で戯曲化し、1981年に世界初演された作品だ。
ブエノスアイレスにある刑務所の小さな監房を舞台に、関わり合うはずのなかった二人の男たちの会話劇で繰り広げられる物語は、ストレートプレイに留まらず、その後、ミュージカル、映画などに形を変えて公開されるほど注目を集め、さらに、日本国内でも、1991年にストレートプレイ版が初演、1996年にミュージカル版が初演され、どちらも複数回にわたって再演されてきた。

演出はストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する鈴木裕美。
主演は、音楽活動やバラエティに留まらず、近年はドラマ・映画などで俳優としての 経験を積んできた大倉忠義。単独初主演となるこの舞台では、初ストレートプレイ、初二人芝居という、目の前に立ちはだかる大きなハードルに立ち向かう。
そして、その巧みな演技力、多彩な表現力でコメディからシリアスまでジャンルを問わず、数々のドラマ・映画・舞台へ出演し、俳優としてのキャリアを積み重ねてきた渡辺いっけいが、大倉と共にこの難解な作品へ挑む。

チケットは、2017年4月23日(日)発売。

あらすじ
ブエノスアイレスにある刑務所の小さな監房。
その孤独な密室空間に二人の男が収監されている。
一人は政治犯として捕まった若き革命家・ヴァレンティン(大倉忠義)。もう一人は未成年者に対する背徳行為で投獄された母親想いの中年・モリーナ(渡辺いっけい)である。
境遇も思想も正反対の二人だが、そんな彼らを結ぶのは、モリーナがヴァレンティンに夜な夜な語って聞かせる 映画の話であった。
二人は徐々に心を通わせていくのだが……。

大倉忠義コメント
いつかストレートプレイにはチャレンジさせてもらいたいと思っていました。自分が生まれたころに創られたこの世界的に有名な作品に出演させていただくのは、嬉しさと同時に不安も感じています。
すごく難しいお芝居なので、演出の鈴木裕美さんに全力でついていきたいですし、ご指導いただきたいと思っています。また、渡辺いっけいさんはキャリアのある役者さんですので、二人芝居をやらせていただくのはとても光栄なことですし、全力でぶつかっていきたいと思っています。

渡辺いっけいコメント
最初お話を頂いた時、本当に僕で良いの?と思いました。実に素晴らしい戯曲ですが、演じるのはかなり難しい。当然、尻込みしました。でも暫くして思い当たります「大倉君もきっと同じ気持ちなのでは…?」と。そしたら、自然とやる気が出てきました。
演出の鈴木裕美ちゃんと芝居を創るのは久し振りです。彼女は掛け値なく信頼できる演出家です。大変心強いです。大倉君とは初共演になります。非常に楽しみです。
きっと稽古が始まれば、越えなければならない幾つもの山が待ち受けている事でしょう。でも一つ一つ、お互いを確認し合い、登って行ければと思います。何卒、宜しくお願い致します。

鈴木裕美(演出)コメント
「蜘蛛女のキス」は今まで私が演出させて頂いた戯曲の中で、その素晴らしさに於いても、難易度に於いても、指折りだと思います。ストレートプレイ初舞台の大倉さんにとって大変高いハードルであるのは間違いありませんが、先日お目にかかった時「嘘をつきたくない」と仰っていたので、大変頼もしく感じました。いっけいさんと3人で、持てる想像力を最大限に駆使した稽古をするのが待ち遠しいです。

【作】マヌエル・プイグ
【訳】吉田美枝
【演出】鈴木裕美
【出演】大倉忠義 渡辺いっけい
【日程】2017年5月27日(土)~6月18日(日) 東京グローブ座
 ※2017年4月23日(日)チケット発売

『蜘蛛女のキス』公演情報
『蜘蛛女のキス』公式サイト


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