(C)2017『髑髏城の七人』風/TBS・ヴィレッヂ・劇団☆新感線、【撮影:田中亜紀】
2017年3月に豊洲にオープンした「IHIステージアラウンド東京」は、1300人以上もの観客を乗せて360°回転する円形の客席を劇場中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと取り囲むという斬新かつ壮大なシステム持つ劇場。
その「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演として劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』が、2017年3月から“Season花”が上演され、6月から“Season鳥”、そして本作、『ONWARD presents 劇団☆新感線「髑髏城の七人」 Season風』が本日開幕する。
主人公の[捨之介]とその敵役[天魔王]の二役に挑むのは、劇団☆新感線に2回目の出演となる松山ケンイチ。これまでの[捨之介]にはない“素朴さ”“まっすぐさ”のある、“あんちゃん”っぽいキャラクターと、徹底した悪、冷徹な[天魔王]とのギャップの演じ分ける。また、本公演には、劇団☆新感線初参加の新しい顔ぶれが多く、[無界屋蘭兵衛]に向井理、[極楽太夫]に田中麗奈、[沙霧]に岸井ゆきの、そして[狸穴二郎衛門]で生瀬勝久が出演する。[兵庫]は新感線には4回目の参加となる山内圭哉、劇団からは、1990年初演版、1997年版、2004年『アカドクロ』版で兵庫を演じてきた橋本じゅんが初役となる[贋鉄斎]に挑む。
物語の世界へとリアルに没入できる新感覚の劇場に加え、2004年の上演以来13年ぶりに復活する一人二役バージョンによって、これまでとさらにガラリと雰囲気を変えて上演される。
松山ケンイチ
---久しぶりの劇団☆新感線公演となるが
今回は新作ではなく、しかも同じ劇場で先輩方が演じているのを観ているので、緊張はそれほどせずにじっくり稽古に集中出来ています。
---初となる一人二役
2幕がしんどいです。
---舞台稽古で360°を経験して
演じるより観る方が楽しいです。確実に。
---見どころと公演を楽しみにしている皆様へ
今回の二役は信長の二面性を、捨之介と天魔王で演じているように感じています。
『蒼の乱』を観て頂いている方にはハッとする場面もあります。よろしくお願いします。
向井理
---初参加となる劇団☆新感線の稽古を経て
いのうえさんの、尽きないアイディアに驚きと楽しみを感じました。
---体力作りを気にされていたが
身体のケアは気にしてやっていましたが、日々疲労が溜まっています。
長丁場なので、より一層気をつけていきたいと思います。
---舞台稽古で360°を経験して
演じている中では分からない所もありますが、観客の皆様にはとても楽しんで頂けると思います。
---見どころと公演を楽しみにしている皆様へ
今まで見たことのない演出、効果、アクション。とにかく見所満載です。360°全てお楽しみ下さい。
田中麗奈
---初参加となる劇団☆新感線の稽古を経て
稽古は、本当に全てが新鮮でした。劇団☆新感線というハイスペックな人々が集まる学校に転校した気分で・・・。でも本当に皆さま優しくて、感謝でいっぱいです。このチームで、これからどんどんエネルギー上げて お客様と共に最高の舞台を作りあげていきたい。
---体力作りを気にされていたが
身体は今の所元気です(笑)
あとは、ステージでライト浴びたりお客様の力で充電、発電するタイプなのでまだまだエネルギーは上がると思います。
---舞台稽古で360°を経験してみて
優秀なスタッフの皆さまのお陰で、ステージの上に上がれてる感じ。自分で把握はまだまだですね。
---見どころと公演を楽しみにしている皆様へ
先ずは素晴らしいカンパニーに出会えた事に感謝致します。最高の座組みだと思っているので、自信を持って皆さまにお届け致します。私としては、極楽太夫の生き様を見せていきたい。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さいませ。
生瀬勝久
---初参加となる劇団☆新感線の稽古を経て
いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」に参加していたので、順調にできました。
---体力作りを気にされていたが
緊張はありますが、楽しみの方が大きいですね。
---舞台稽古で360°を経験してみて
動線が不安です。
---見どころと公演を楽しみにしている皆様へ
前の2作とは違った狸穴次郎衛門に仕上げました。ご期待下さい。