11月30日(木)から12月3日(日)までCBGKシブゲキ!!にて上演される、個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆
(げきだんばんちょうぼーいずふぁいぶ)」による、「劇団番町ボーイズ☆第10回本公演 舞台『クローズZERO』」。初日直前にマスコミ向け公開稽古を実施し、キャストを代表して松本大志・堂本翔平・二葉勇・伊﨑央登・モロ師岡が意気込みを語った。
本作の原作となる映画「クローズZERO」は、月刊少年チャンピオンで1991年から8年間連載され、累計発行部数4,600万部、カリスマ的人気を誇る伝説のコミック「クローズ」(髙橋ヒロシ/秋田書店少年チャンピオンコミックス刊)で描かれた世界の1年前のエピソードを、史上最大の抗争をオリジナルストーリーで製作した実写映画。2007年に全国東宝系で公開され、ワルくてカッコいい男たち=悪メンブームを巻き起こし、観客動員190万人、興行収入25億円のビッグヒットを記録した。
出演は、「劇団番町ボーイズ☆」をはじめ、名古屋のグループ「劇団ヘラクレスの掟」、福岡のグループ「10神ACTOR」といった今もっとも勢いのある若手演劇集団のメンバーたちに加え、映画「クローズZERO」に三上豪役で出演していた伊﨑央登、ベテラン実力派俳優のモロ師岡らが出演する。
若いメンバーたちの勢いと、高い演技力のベテラン勢とで作り上げる「クローズZERO」いよいよ幕を開ける。
◆松本大志 【滝谷源治 役】
ゲネプロで実際にお客さんが入ってみて、全然違いました。笑いどころでお客さんの反応があるので、気持ちもすごくノリます。最後の方で体力が尽きてくる中でも、いかにどう立ち回りができるかを考えられましたし、今、達成感がすごくあります。稽古場の雰囲気は男子校みたいで、言い合うところは言い合え、たくさんの刺激がありました。このカンパニーだからこそ創りあげられたと思います。また、芝居だけでなくアクション、笑いのシーンにも注目して欲しいです。千秋楽まで怪我なく、全力で取り組みます。是非、劇場に観に来てください!
◆堂本翔平 【芹沢多摩雄 役】
稽古場で客演の先輩方は、前日にもらった台本でも次の日には台本を持っていなくて、僕も負けないように頑張ろうと思いました。また、稽古の中で、ディスカッションもできるようになり、やっと言い合える仲になったんだなと実感しています。この作品の殴り合いは憎しみではなく愛のある殺陣になっていて、戦うということよりも、純粋に楽しんでいる感じです。稽古は大変でしたが、その辛さを上回る楽しさを感じることができました。今日はお客さんの生のリアクションを実際に肌で感じることができ、良かったです。怪我なく最後まで頑張ります!
◆二葉勇 【戸梶勇次 役】
今日のゲネプロで、皆の熱量が倍にはなったと思います。初日に向けての緊張感は増していますが、舞台の上で役としてちゃんと生きることが出来るようになったと思います。僕たちは普段喧嘩しないんですよ(笑) 今回の喧嘩のアクションは、ヒーローショーとはまた違った熱量があり、本気で当てる所があるので、服を脱ぐと実際にアザができているんです。本当の痛みを知っていますし、劇中で胸ぐらを捕まれるシーンでは、瞬間的にちょっとイラっとするんですが(笑)、それもお芝居の糧にしています。
◆伊﨑央登 【矢崎丈治 役】
(組長役なので)僕には喧嘩のシーンは全然ないのですが、演じてみたいなと思いました。千秋楽まで「クローズZERO」の世界をきっちり表現したいと思います。僕は映画にも出演させていただいたのですが、その時に監督は、僕に自由に演技をさせてくださいました。なので、稽古場では皆にも自分なりに考えてやってみるようにとアドバイスしました。僕は大人組、だそうで(笑) 劇団番町ボーイズ☆とは第3回本公演以来の共演となりますが、皆の成長が見えたのが嬉しかったです。そんなところにも注目していただければと思います。
◆モロ師岡 【滝谷英雄 役】
若い子がいっぱいだったので稽古開始前にはイジメられたらどうしようかと思いました。モロ!とか呼び捨てにされたらどうしようか、稽古場で靴に画鋲入れられたりしないかな、とか(笑) 色々と心配していたんだけど、でも実際には皆さんとても真面目でいい子ばっかりで、稽古中もダメ出しするような所は全然なかったんです。劇団番町ボーイズ☆というカンパニーには、計算ではできない若い子たちのパワーというか、怖いもの知らずな所に加えて、魅力溢れる人ばかりの劇団だなと感じています。僕は暴力シーンもたくさんあるのですが、演技とはいえ変なものは掴まないようにしています(笑)