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歌舞伎界の新鋭・尾上右近が記者懇親会を開催!「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」「研の會」にかける想いを口演!!

June 13,2018 (Wed)
「スーパー歌舞伎II ワンピース」でも主役を務めるなど、歌舞伎界の新鋭として注目を集める尾上右近が記者懇親会を開催し、自身初の翻訳現代劇『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル ~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』、そして自主公演第四回「研の會」について、作品にかける思いを語った。

ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル
(左から)尾上右近、G2

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル ~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』
本作は2012年にピューリッツァー賞戯曲部門賞を受賞したキアラ・アレグリア・ヒュディス女史の傑作。G2の翻訳・演出で日本初上演を飾る。なぜ人は薬物に救いを求めてしまったのか、彼らが求めていたものが本当は何なのか、そこから立ち直った後、人々がどうやって生きていくのか。コカインとインターネットという二つの媒介を通して対比させることで、人と人との触れあいや絆が、いかに大切なものであるかをくっきりと浮かび上がらせる。

主演の尾上右近をはじめ、若く華やかな実力派の南沢奈央、芝居巧者の葛山信吾、鈴木壮麻、陰山泰、村川絵梨。さらに篠井英介が満を持して、母性溢れる主人公の母親役に決定。力強い俳優陣が、初めて翻訳現代劇の舞台に立つ尾上右近と共に、珠玉の作品を創り上げる。チケットは好評発売中。ほか詳細は公式サイトへ。

◆G2(翻訳・演出)
僕は元々ピューリッツァー賞戯曲賞に注目をしていて、日本人向けな面白い作品が出てきた、と思ったのがこの「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」です。これは上演しておかなければならない作品だと思っていて、日本でやったことのない本であり、斬新な作品であり、この作品に僕は「どうやって演出するんだ?」とニヤりとしながら問われたように感じました。
 右近さんは、とても意欲的に勉強してくれていて、やる気の塊のような方です。違うジャンルから違う文化を持つ人が入ってくれて、新たな刺激になると思っています。そして歌舞伎の土台とは別にある、右近さんの魅力を新たに作っていけたらと思っています。役者の方々にとって、演じるのは難しい作品だと思いますが、作品のテーマはとても普遍的なものです。社会の中で生きている弱者と呼ばれる人たちが、明日に向って歩いていく、心温まる作品です。気軽な気持ちで観に来てください。

◆尾上右近(エリオット役)
初翻訳劇、初現代劇、初主演と初めて尽くしで、僕にとって困難を極める作品だと思っています。戸惑うことや分からないことだらけで、途方に暮れているところではありますが、この乗り越えなければいけない壁を、乗り越えるというより、ぶつかって壊すつもりで挑んでいきたいです。歌舞伎と違って、演出家がいる現代劇では、分からないこともしっかりぶつけていくのもとても大事なのだと感じています。いかにそのアウトプットの作業をしていくか、というのが課題です。この作品は、劇的ではない劇だと思っていて、個性や人種も違う人たちの繋がりが魅力で、「人の心」の温かみやぬくもりの伝わる作品だと思います。皆さんには、ほっこり、豊かな気持ちになって欲しいです。僕の演じるエリオットは、年齢が近いという共通点があります。少年から青年に向かう過程でのどっちつかずの悩みや、人間としての戸惑い、同年代だからわかることがあると思うので、生きる中で起こる問題を役とリンクさせ演じていきたいです。

【作】キアラ・アレグリア・ヒュディス
【翻訳・演出】G2
【出演】尾上右近 篠井英介 南沢奈央 葛山信吾 鈴木壮麻 村川絵梨 / 陰山 泰
【東京】2018年7月6日(金)~7月22日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
【大阪】2018年8月4日(土) サンケイホールブリーゼ

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』公演情報


研の會
尾上右近
「研の會」
「研の會」は尾上右近が主宰する自主公演で、今年で第四回目を迎る。今回は中村壱太郎丈をメインゲストに迎え、「封印切」と「二人椀久」を届ける。詳細は尾上右近公式サイトへ。

◆尾上右近
僕は、3歳の時に観た「鏡獅子(かがみじし)」に憧れて歌舞伎の世界を目指してきました。研の會では「毎年経験がないことに挑戦する」というテーマで、演目を選んできました。今回上演いたします「恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)は、(坂田)藤十郎さんに憧れて、25日間通っていたぐらい大好きな演目なんです。自分が一度も話したことのない、関西弁に挑戦します。雰囲気や言葉、関西の空気感を大事にしたいです。女形を楽しみにしてくださっているお客様には申し訳ないですが(笑)、“男の自分”を観ていただければと思います。「二人椀久」で共演させていただく、中村壱太郎さんは、仲の良い先輩であり、思い切りぶつかってきてくださる方です。壱太郎さんは型があるところにいかに心を込めるかというところに注力されているので、型とリアルとのせめぎ合いで何が起こるのか、楽しみです。吾妻流、尾上流それぞれの伝統の型と、自分らしさを出した演技との間に起こる摩擦も、どんな作品に仕上がるか楽しみです。

【日程・会場】2018年8月26日(日)~8月27日(月) 国立劇場 小劇場


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