金井克子、前田美波里、中尾ミエ、尾藤イサオらの大スターが、かつて一世を風靡したきらびやかなレビューを再現すべく歌い踊る『The レビュー「カーテンコールをもう一度!」2018』。本日より9月7日(金)まで、EXシアター六本木で上演される。劇場では初日公演を前に公開リハーサルと囲み取材が行われた。
バレエで維持するスレンダーな肢体で変わらぬ美声を披露する金井克子。もともとレビュー出身で、若い頃の妖艶さそのままの見事なスタイルを誇る前田美波里。圧倒的な歌唱力に加え、本作のために新たにタップダンスを修練したという中尾ミエ。スタンドマイクを逆さに、パワフルに歌い上げるロカビリー界のレジェンド・尾藤イサオ。『The レビュー「カーテンコールをもう一度!」』はこの大スターたちが生バンドの名曲と共に、希望と夢とパワーを目いっぱいに詰め込むステージ。
過去を振り返るミュージカルチックな展開の第一部と、現在の彼らが現代に再現するという設定のレビューショーが第二部という二部構成。かつての名曲を懐かしむオールドファンだけではなく、レビューを観たことのない若い世代からの支持も得た本作。再演を熱望する声に応え、エネルギッシュでエレガント、セクシーでゴージャスな“ザッツ・レビューショー”として再び幕を開ける。チケット情報ほか詳細は
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◆金井克子
今の若い人たちは、レビューショーもそうだし、こういう恰好も見たことない方も多いと思います。初演の時はもっと裾が長くて、話しているうちに今回どんどん短くなっていきました。私は、華やかなダンスナンバーがあって、男性に持ち上げてもらったりもするシーンもあるので、ぜひ注目してみてください。また再演を、と思うけれど、1年がもう10年くらいに感じちゃうから、体力的に来年はどうでしょうか(笑)。
◆前田美波里
初演の時に観に来てくださった方から「誰も足を出してないじゃないの!」と指摘をいただいちゃって、ミエさんにお伝えしたんです。衣装も前よりバージョンアップしています。レビューショーはラスベガスとかブロードウェイでも上演されているのに、日本ではいつの間にか少なくなってしまって。皆さんが観たことのない世界だと思います。日常を忘れて楽しいひと時を感じに、ぜひ観に来てください。
◆中尾ミエ
こうしてみんな元気に再演を迎えることができて、なによりです。私たちが、レビューショーをリアルタイムでやっていた最後の年代だと思っています。皆さんにお見せできるように、それぞれ身体も鍛えてきましたし、美しい身体をぜひ見て欲しいですね。こんなに動くことなんて滅多にないの。体力と気力があれば、また来年もできるかしら。まだ頑張ればできる!というのを感じていただいて、皆さんに元気になって欲しいです。
◆尾藤イサオ
「カーテンコールをもう一度!」という作品名の通り、もう一度、もう一度、やりたいと願っていました。僕や前田さんも実際にウエスタンカーニバルに出ていたし、この作品は40年・50年をさかのぼってやるだけなんです。中尾さんがそれをプロデュースしてくださって、本当に素晴らしい作品になりました。女性3 人合わせて200歳オーバー、僕も合わせたら4人で300歳近くになります(笑)。僕たちみたいに、いくつになっても好きなことを仕事にして舞台に出られることが本当に幸せ!
◆ストーリー
舞台は伝説のレストラン・シアター、“カーテンコール”。
かつてはレビュー・ショーの聖地と言われたこの店も、今は廃墟のよう。
そんな“カーテンコール”の再建をもちかけられたのは、若い日の輝きを今もふりまく、金井克子・前田美波里・中尾ミエ。
はたして三人は謎の依頼主の条件をみごとにクリアし、30年ぶりに伝説のレビューを再現できるのか!?
◆楽曲リスト
M1 M18「OPEN A NEW WINDOW」
M2-A「バイ・バイ・バーディ―」
M2-B「ONE NIGHT」
M2-C「ROCK AROUND THE CLOCK」
M3-A「ミニミニガール」
M3-B「STOP IN THE NAME OF LOVE」
M4-A「愛した日々に悔いはない」
M4-B「ONE」
M5-AB M17「That's Entertainment」
M6「ダイヤが最高」
M7「Fit as a fiddle」
M8「Not for the life of me~Thoroughly Modern Millie」
M9「Nowadays」
M10 TAPメドレー
M11「I Gotcha」
M13-A 「As Time Goes By」
M13-B「Cabaret」
M14「他人の関係」「素敵なあなた」
M15「Dancing in the Dark」
M16「Le Jazz Hot」
M17「Sing Sing Sing」