2018年2月に誕生した大好評を博したオリジナルミュージカル『リューン』が、新たなキャストを迎え、早くも2019年6月に再演されることが発表された。
本作は、日常とは全く違う世界観にワクワクしながら、その中で必死に生きる登場人物の姿に心を動かされ、現実に戻ってもたくましく生きていく勇気をくれる……そんなファンタジーの持つ力を十分に生かした、少年たちの成長物語。
演出は、最新のテクノロジーに精通し、従来の演劇の概念を超えたダイナミックな演出で注目を集めるウォーリー木下。脚本は、世界中のファンタジー小説に精通し、神話的世界を緻密に表現する力に定評のある篠原久美子。そしてミュージカル作品の重要な要素となる、作詞はポップスからアニメソングまで数々のヒットソングを手掛け、劇団☆新感線シリーズの作詞、ブロードウェイ・ミュージカルの訳詞など、演劇界でもオファーが途切れる事のない森雪之丞と、音楽に数々の演出家から絶大な信頼を寄せられ、ストレートプレイの音楽からミュージカルの作曲まで多彩な活動で知られる和田俊輔と初演に引き続き、躍動的でドラマチックな世界観を表現できる最強のクリエイター陣が集結した。
出演は、今年10月に発表された関西ジャニーズJr.からの新ユニット“なにわ男子”への参加も発表され、今後の活躍がますます期待される藤原丈一郎、大橋和也が初演に引き続きのダブル主演を務める。初演時に、高い歌唱力と演技力で客席を圧倒した二人が更なる成長した姿を披露する。
同じく初演に引き続き、音楽活動以外で近年ではテレビドラマのほかミュージカル「ミス・サイゴン」に出演するなど舞台での活動も増えているダイアモンド✡ユカイ、東京パフォーマンスドールの浜崎香帆、ダンサー兼コリオグラファーであり、ミュージカル界になくてはならない俳優の一人でもある大澄賢也。更に、現在注目を集めている若手俳優・溝口琢矢、歌手としての活動のほか、舞台俳優としても数多くの作品に出演している泉見洋平といった初参加の出演者を迎えた。
★藤原丈一郎(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)コメント
「リューン」再演のお話を聞いて、もう一度あの作品に携われる!という嬉しい気持ちになりました!
2018年2月から3月にリューンを公演し、まさかこんなにも早く再演のお話を頂けるとは思っていなかったので、リューンファンの方々の熱いメッセージが届いたんだなと感じました。リューンが初座長で座長らしいことが何も出来なかったので、次こそ大橋と一緒に座長らしく頑張りたいです!是非、グレードアップした「リューン」をお楽しみに!劇場でお待ちしております!
★大橋和也(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)コメント
一言で表すと感謝感激です!!!!!!ずっと再演したいと言っていたら本当に実現するなんてほんまに感謝です!!!
リューンを見ていただいた方たちの声があったからこそ実現できました!!!そして共演者さんたちと会えるのもめっちゃ楽しみやし今回から出ていただける方たちと会えるのも楽しみすぎていろんな楽しみがあります!!!!!
次のリューンでは前回より、もっともっとパワーアップしたリューンを見ていただけるようにリューンカンパニー一同頑張りますので皆さん!!!!!応援よろしくお願いします!
★演出:ウォーリー木下コメント
僕にとってのはじめてのミュージカルだった「リューン」。経験のないことだらけで稽古場が楽しくてしょうがなかった。技術のある俳優・スタッフと遊べるのは演出家冥利に尽きる。そこに主演の若いふたりのチャレンジと熱意が重なって、思ってもみなかった奇跡が起きたのを覚えている。あれを再現するのではなく、また新しい冒険もしてみたいと思う。オリジナルミュージカルとしてのスタートラインはここからだ。
★ストーリー
幼なじみのリューン・フロー(藤原丈一郎)とリューン・ダイ(大橋和也)。ふたりともに15歳。フローは一角狼座の芸人、ダイは戦士の修行中。ふたりはまるで兄弟のように仲が良い。10年前のあの戦争で両親を失った。ある日、ふたりは伝説の「滅びの剣」を見つけてしまう。それによってフローとダイの運命の歯車が狂い出す。「滅びの剣」を手に入れようと軍勢を 率いて現れた大国の長・ダナトリア(原田優一)は、村を焼き払おうとする。リューン・ダイはその剣を手にし、敵も味方も関係なく皆殺しにして消えてしまう。失意のリューン・フローは、友であるリューン・ダイを殺すための旅に出る……。
リューン・フローのお供には同じく幼なじみのエルカ(浜崎香帆)とファンルン(溝口琢矢)がいる。3人は様々な土地で様々な人と出会い、戦うこと、生きること、この世界の美しさと醜さを知る。一方リューン・ダイは、「滅びの剣」に支配され、巨大な竜を仲間にし、どこかへと向かう。それは10年前のあの日の復讐の旅でもあった。ファンルンの裏切りによってリューン・フローは捕らえられ、声を奪われてしまう。悲しみに暮れるエルカ。そのときにみんなで上演した舞台のことを思い出す。 そこにヒントがあった。
そしてリューン・フローとリューン・ダイは、世界の果てでついに対峙する……。