写真後列左から 村瀬文宣、室龍太、坂元健児、清水順二
前列左から 原嘉孝、山本亮太、江田剛、松本幸大
撮影：阿久津知宏
壮大な物語にアクション要素を加えた、新しいオリジナルミュージカルを次々と世に打ち出し人気を得ている30-DELUX(サーティ・デラックス)と、ジャニーズJr.のユニット・宇宙Sixとのコラボレーション舞台第三弾となる30-DELUX ACTION PLAY MUSICAL THEATER featuring 宇宙Six『のべつまくなし・改』の製作発表会が行われた。
当日は宇宙Sixのメンバー、江田剛、山本亮太、松本幸大、原 嘉孝のほか、30-DELUXの村瀬文宣、ミュージカル界の実力派俳優・坂元健児、そして30-DELUXの代表を務め、浅野内匠頭役として出演する清水順二が登壇。冒頭の挨拶に立った代表の清水から「とざい、とーざーい！」に始まるテンションの高い挨拶が始まると、次いで宇宙Sixのメンバーも負けじと元気いっぱいに意気込みを語る。何か発言者がボケれば司会や他のキャストがツッコミという、笑いの絶えない発表会となった。
本作『のべつまくなし・改』は、今年4月に初演され、東京、名古屋、大阪、北九州合わせて2万人を動員した『のべつまくなし』の再演ではなく”改訂版”と称する作品。世界観はそのままに、前作のキャストの一部を変更し、ストーリーや演出などをブラッシュアップする。この日登壇した中でも関西ジャニーズJr.の室龍太、30-DELUX作品には4度目の出演となる坂元健児も、本作からの登場だ。
宇宙Sixのメンバーは、前作『のべつまくなし』以後それぞれが外部公演で単独初主演を果たすまでに成長し、俳優としてのスキルや経験値を格段に積んできている。そんなメンバーたちが再び全員集まって2020年の初頭を飾る本作。設定がほぼ同じとはいえ、それぞれ前作とはまた異なる気概とアプローチで作品に向きあうはずだし、ほぼ新しい作品になるだろう、と異口同音に語った。
登壇者では唯一、30-DELUXに初参加となる室龍太だったが、すっかりカンパニーに打ち解けている様子でボケやツッコミを繰り返し、さらにベテランの坂元健児は「台本も読んでないし前作を観てもいないので、今日はちんぷんかんぷん。このテンションにもついていけてないので、早く帰りたいです」と報道陣の笑いを誘ってチームワークの良さを見せつけていた。
オリンピックイヤーを飾る来年初頭、今年11月に池袋に新設される大劇場、東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)で上演するお祭り騒ぎ作品とあって、この日のキャストのテンションはかなり高く、爆笑の連続で発表会を締めくくった。
東京公演は1月10日(金)から12日(日)まで。その後、名古屋公演、大阪公演、北九州公演へと続く。チケット情報ほか詳細は
公式サイトへ。
■ストーリー
「殿中でござる!」
舞台は江戸時代。赤穂浪士の仇討ちに沸く江戸の町。武士の忠義を守るため、吉良邸に押しかける47人の武士たち…。
しかしこの仇討ち、実は仕組まれた芝居だった!?
心中をプロデュースする謎の商売を始めた商人と劇作家が、江戸の町を駆け巡る。
南と北の町奉行の対立、赤穂浪士の裏事情、将軍の行方不明事件、そして幕府転覆を企む巨大な陰謀…。
果たしてこの大芝居、のべつまくなし叶うのか!?
