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ニール・サイモン作『裸足で散歩』2年ぶり再演

April 05,2024 (Fri)
2022年に全国5箇所で上演した『裸足で散歩』が今秋、再演される。ニール・サイモンの作で、1967年には映画化された。

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駆け出しの弁護士で慎重派の夫と、社交的で自由奔放の妻の新婚夫婦が引っ越してくる新居を舞台に繰り広げられる、キュートでハートフルなコメディ。演出は元吉庸泰が務める。出演は加藤和樹、高田夏帆、福本伸一、松尾貴史、戸田恵子。

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あらすじ
寒い2月のニューヨーク。古いアパートの最上階に新婚のポール・ブラッター(加藤和樹)とコリー・ブラッター(高田夏帆)が引っ越してきた。工事に来た電話会社の男(福本伸一)も息切れして話せないほどの階段。エレベーターはなく、天窓には穴があき、暖房も壊れ、家具も届いていない。夜には雪が降るらしい。
アパートには不思議な住人がたくさん住んでいる。その中のひとり、屋根裏部屋に住むヴィクター・ヴェラスコ(松尾貴史)はブラッター家の窓を通って自分の部屋に行く。コリーはここでの生活をすごく気に入り楽しんでいるが、真面目な弁護士のポールはこのアパートに馴染めずにいた。
ある日コリーは、母であるバンクス夫人(戸田恵子)との食事にヴェラスコを誘い、食事を楽しんだ。だが、みんなが帰った後、2人きりになったポールとコリーはケンカをし始めてしまう。
ポールとコリーの新婚生活はどうなってしまうのか?

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コメント
福田響志(翻訳)
初演が終わってから、大学の課題でこの戯曲のワンシーンを演出する機会がありました。同世代のアメリカ人の役者さんと、英語でニール・サイモンと向き合う。何度も読んだはずの戯曲が、新しい顔を見せてくれました。ある種原点回帰したことで、日本で演る意義をより強く感じています。古き良きコメディを今、そして新しい時代に伝えるために、翻訳もアップデートしていきたい。皆様のご来場を心よりお待ちしております!

元吉庸泰(演出)
今一度この戯曲とこの時代に挑戦できる機会を頂きました。
1960年代のニューヨーク、新しく歩き出す二人の夫婦が出会うこれまでの自分と、たくさんの新しい価値観のお話。2年の時を経てアフターコロナになった僕たちにはより深く刺さってしまうのではないでしょうか。
改めて新鮮に。次の世代に、とこの素晴らしく楽しい演劇を届けられるよう一所懸命に頑張ります。何より!ポールとコリーのふたりに、そして二人を囲むあの大先輩たちに会えることを僕自身が楽しみにしています。ぜひ!劇場へ!よろしくお願い申し上げます。

裸足で散歩
作:ニール・サイモン
翻訳:福田響志
演出:元吉庸泰
音楽:栗山 梢

出演:加藤和樹 高田夏帆 福本伸一 松尾貴史 戸田恵子

2024年9月下旬~11月
東京・大阪・茨城・神奈川・静岡・北海道・愛知・香川 他

『裸足で散歩』公式サイト

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