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July 26,2024 (Fri)
「高峰秀子を観て語る~女だらけの夜」と題し、主演映画『女が階段を上る時』を鑑賞後、高峰の養女で文筆家の斎藤明美が美容家のIKKOを迎えて語るトークイベントが7月25日、渋谷ユーロライブにて開催された。

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日本映画史に輝かしい足跡を残した高峰秀子。今年生誕100年を迎えるのを記念して、上映会や講演会、展示会など様々展開されている企画の一環として行われた。上映作品とトークテーマ・ゲストを変えて全6回開かれるうち、今回は3回目の開催となる。

(C)1960 東宝
(C)1960 東宝

第3回開催リポート
 この日のユーロライブ約170席の観客席は、さまざまな年齢層の女性で埋まり、上映会後に行われたトークのゲストには、人気カリスマ美容家のIKKOさんが登場しました。
 斎藤とは14年前の取材以来の再会にも関わらず、IKKOさんは斎藤のことを覚えていたそう。感激を隠せない様子の斎藤の掛け声で、観客が決めゼリフ「どんだけ~!!!」と叫ぶと同時にIKKOさんが登場。ご自身でデザインされたという夏の魚をイメージした着物に、船の刺繍が入った帯をお召しになり、本日上映された映画『女が階段を上る時』にも登場した香水「黒水仙(ナルシス・ノワール)」を身にまとうという粋な出で立ちでお越しくださいました。
 『女が階段を上る時』が一番好きだというIKKOさんは、今回のイベント出席に大変緊張されていたとか。後に公開されたテレビドラマ版と見比べるなど、斎藤も驚くほど真摯に作品と向き合ってくださったようです。感動したところについては「高峰さん演じる銀座の雇われマダム“圭子”が色々あった後に、一番嫌いであった全てが虚像の中という場所に生きていること。自分の生きる場所はここだという決心はなかなかできることではない、タイトルが“のぼる”ではなくて“あがる”なのは、“ランクがあがる”とダブルミーニングなのかなと思った」と、自身の見解も含めてお話しくださいました。
 今回のトークテーマは“男に騙された女”。斎藤に、人に騙された経験を尋ねられたIKKOさんは「思い返してみたら色々なことがあったけれど、いちいち反応していたら回っていかない世界。リアルタイムでお話しして愚痴のようになることはしないけれど、少し時間が経って、だれかのお役に立てることがあるのであれば皆さんにお話しするのもいいのかもなと思っている」と語りました。映画に関するお話だけでなく、人生観から今後の目標、もちろん美容トークまで、たっぷりとIKKOさんのお話を伺い約50分間のトークイベントはあっという間に終了。最後の写真撮影の時間には客席にもポーズをとってくださり、終始和やかで笑い声の絶えないイベントとなりました。

生誕100年スペシャルイベント 渋谷ユーロライブ「高峰秀子を観て語る~女だらけの夜」
第4回 2024年9月21日 渋谷ユーロライブ

ゲスト:西山千香子(宝島社「リンネル」編集長) 八幡真梨子(扶桑社「天然生活」編集長)
トークテーマ:“叶わぬ愛を求められた女”
上映映画:『乱れる』 1964年公開/98分
製作:東宝 監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子 加山雄三 草笛光子 白川由美 ほか



第5回 2024年10月2日 渋谷ユーロライブ

ゲスト:二階堂ふみ
トークテーマ:“不実な男と別れられない女”
上映映画:『浮雲』 1955年公開/124分
製作:東宝 監督:成瀬巳喜男
原作:林芙美子
出演:高峰秀子 森雅之 ほか


高峰秀子生誕100年プロジェクト公式サイト



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July 20,2024 (Sat)
風間俊介主演、杉原邦生が演出を務める舞台『モンスター』が日本で初演される。

MAIN

十分な愛情を受けられずに育ち社会に問題児として扱われる生徒と、自身も深い問題を抱える新人教師。子どもを取り巻く環境と、大人の責任や子育てといった、社会が抱える問題に鋭く切り込む衝撃作だ。

これまで日本でも上演された『LUNGS』『エブリ・ブリリアント・シング』『People, Places and Things』で、現代社会が直面する問題に深く切り込んできた英国の劇作家、ダンカン・マクミランが2005年に執筆した作品。マクミランは本作で、コンペティションの入賞や演劇賞のノミネートなど注目を集め、英国演劇界で頭角を現すきっかけとなった。

まさにマクミランの初期の代表作ともいえる衝撃作が、日本で初演される。演出と美術は杉原邦生が手掛ける。出演は、風間俊介、松岡広大、笠松はる、那須佐代子。

コメント
髙田曜子(翻訳)
ダンカン・マクミランさんの戯曲を翻訳させていただくのは、『LUNGS』に続き2作目になります。『モンスター』は、人間の強さも弱さも、残酷さも愛らしさも、すべてを描いた戯曲です。この戯曲がもつヒリヒリするような手触りをそのままお届けできるよう、誠心誠意向き合いたいと思います。日本初演となる今回の上演に向けて、カンパニーの皆さまの声を聞きながら、杉原さんのもと、一緒に作品を立ち上げていく作業が今からとても楽しみです。

杉原邦生(演出・美術)
1982年生まれの僕たちは、14歳のとき、当時同じく14歳だった少年Aによる大事件のインパクトによって“キレる世代”と呼ばれ、どうやら社会=大人たちからひどく恐れられていたようでした。ですが当然のことながら、実際の僕たちは少年Aのように“キレる”ことなく日常を生きていたので、社会が勝手につくり出した虚像に辟易としていました。反面、そうしたイメージだけが肥大化していく現象に、なんとなく快感を覚えていたような気もします。なぜなら、少年Aの“キレる”という感覚を、まったく理解出来ないことはない、と思えてしまっていたからです。『モンスター』を初めに読んだとき、ダリルという14歳の少年の姿に、あの頃の自分を思い出していました。と同時に、いまも自分の中にある“モンスター”の存在に少しずつ気付かされていくようでした。1980年生まれ、僕と同世代のダンカン・マクミランによるこの戯曲は、観る人それぞれの中にある“モンスター”を静かに呼び起こしてしまう、そんな力を持った作品なのかもしれません。
風間俊介さん、松岡広大さん、笠松はるさん、那須佐代子さんという魅力的な4名のキャスト、2度目のタッグとなる原口沙輔くんによる音楽、そして素晴らしいスタッフの皆さんとともに、エネルギッシュで鮮烈な作品をお届けしたいと思っています。

原口沙輔(音楽)
昨年劇伴を担当させていただきお世話になった杉原さんから、再びご指名いただき"勿論"という次第です。『モンスター』という作品に対して抱いた奇妙さというか、ストレンジな感じ、それをどう表現できるか、まだ考えている最中ですが胸を直接掴むような音を作れたらという思いです。杉原さんの演出は絶対に新しい視点を与えてくださるので、面白くなる確信はしています。そこに、今回初めてご一緒するキャストの皆様とどういった反応を起こすのか、今から楽しみです。それでは、皆様もお楽しみに。よろしくお願い致します!

風間俊介
台本を読んだ時、その魅力と難易度の高さに衝撃を受けました。これは客席に座ってくださるお客様は魅了され、演者はのたうち回る作品なのではないか。可能ならば、『私が客席に座りたい。客席でこの舞台を観てみたい』そんな事が脳裏に浮かびました。キャラクター達は話しているが、これは会話なのか。コミュニケーションとは何なのか。現代を生きる、全ての人に観て頂きたい作品です。そして、モンスターとは誰なのか。この作品自体がモンスターなのか。私もまだ、答えが見つかっていません。皆様には、その答えを劇場で目撃して頂けたら嬉しいです。

松岡広大
僕が演じるダリルは14歳の少年で、共感性が皆無で生死についての倫理観なども持っていません。また、この世界の複雑さから逃れるように、激しい言葉と行動とで人を傷つけます。暴力的な彼の行動は彼の生得的なものなのか、大人からの影響とその環境によるものなのか。そして関わる大人たちは自分の生活を守るために、異なるものは避けて排除するのが正しいとか、子供でも同じ人間だから未来を摘むようなことはせず向き合うとか、ある距離感を保ち無関心でいるのがいいんだ、と様々な”正しさのようなもの”を抱えます。 人は人にどこまで関わりを持ち、手を差し伸べるかを問うた作品だと思います。
僕はしっかり向き合って、届けます。宜しくお願いいたします。

笠松はる
少人数芝居の、全員ががっぷり組んで組み上がる濃い世界が好きです。今回4人芝居。そしてこの座組。震えます。ジョディが抱える『モンスター』は何なのか。妊娠した自分の変化、夫トムとの関係を大事に探って、腑に落としていきたいです。個人的には現代劇に出ることが経験上少ないので、今回は役と自分の境界線を決めずに、そのままの自分の肌で体感して作っていけたら、と目標としています。演出の杉原さん、そして共演者の皆様の胸を借り、真心持って良い日本初演にしたいと思います。

那須佐代子
杉原さんの演出を受けるのも、共演の皆様とも今回が初めてになりますので、大変ワクワクとした気持ちで楽しみにしている反面、とても緊張もしています。この『モンスター』という戯曲も、まさに張り詰めた緊張感に溢れた芝居になることと思います。ただ、見終わった後お客様がどんな思いを胸に劇場を後にするのか、今はまだ全く予想がつきません。難しい内容ではありませんが、受け取るメッセージは人によって様々に分かれる気がしています。性善説か性悪説かという言葉も浮かびます。正解はないのだと思いますが、稽古していく中で今回の座組みでの着地点を見つけていきたいと思っています。多くのお客様のご来場を心よりお待ちしております。

あらすじ
ねえ聞いていい?
もしも、ある日目がさめて両足が吹っ飛んでたら、そしたらあんたはどうする?

教育現場で新たな人生を歩み出したトムの目の前にいるのは、14歳の少年ダリル。
何も恐れない、壊れてしまった少年に、大人は何ができるのか—
二人きりの教室で少年と向き合い続けるトム。
歴史は変えられなくても、より良い未来を作ることはできるかもしれない、
ひたすらにそれを信じて。これから生まれてくる自分自身の "小さなモンスター"のためのより良い未来を。
トムを心配するが故に苛立ちを募らせる婚約者のジョディ。
失うことを恐れ何もできずに天使に縋るダリルの祖母リタ。
ある夜、トムの帰宅を一人待つジョディの前に、ダリルが現れる—

『モンスター』
作:ダンカン・マクミラン
翻訳:髙田曜子
演出・美術:杉原邦生
音楽:原口沙輔
出演:風間俊介 松岡広大 笠松はる 那須佐代子

【東京】2024年12月18日~28日 新国立劇場 小劇場
【大阪】2024年11月30日・12月1日 松下IMPホール
【水戸】2024年12月7日・8日 水戸芸術館ACM劇場
【福岡】2024年12月14日 福岡市立南市民センター 文化ホール

『モンスター』公式サイト

2024年アーカイブ

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July 16,2024 (Tue)
パルコ・プロデュース2024『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド ~虚空に触れて~』が上演される。主演は正門良規、共演は、古川琴音、田中亨、浅利陽介。

MAIN

原作は、登山家・ジョー・シンプソンが執筆した小説『Touching the Void』(邦題「死のクレバス」)。標高約6,400mのアンデス山脈での登山中に、自身の身に実際に起こった遭難事故の回顧録で、03年に映画化され、英国アカデミー賞で最優秀英国作品賞を受賞した。

個の回顧録を元に、スコットランドの劇作家・演出家であるデイヴィッド・グレッグが脚色、この度日本では初上演となる。演出は「ウォー・ホース~戦火の馬~」の共同演出で知られるトム・モリスが手掛ける。

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コメント
正門良規
演劇が大好きで次はいつ舞台に立つことができるだろうとうずうずしていました!そしていただいたお話がいつか立ちたいと思っていた念願のPARCO劇場。本当にびっくりです。主演として立てることが本当に誇りですし、また1つ夢を叶えることができてとても嬉しいです!
海外の演出家の方とご一緒するのは初めてで緊張していましたが、トムさんとオンラインでお話して、非常に穏やかな方で安心しました。今は稽古が始まるのを楽しみに毎日トレーニングをするなど、できる限りの準備をしています!
ビジュアル撮影では、実際に雪山に登る為の服装や装備を身につけて、アイスアックスのみで体を支える体勢をとっての撮影などもありました。スタジオも冷房でキンキンに冷やしていただき、徹底的に擬似雪山を作ってくださいました(笑)。それ故に迫力満点のビジュアルになっていると思います!
実話を基に作られているということが本当に衝撃です。お芝居に加え、ハードなフィジカルワークもあり、心身ともに大変な作品になりそうですが、とにかく今はわくわくしています。観客の皆さんが思わず全神経を使って見入ってしまうような、そんなスリリングでいて温かい物語を素晴らしいキャストの皆さんと共に真摯にお伝えします。是非楽しみにしていてください!

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古川琴音
ナショナル・シアター・ライブにて『戦火の馬』を見て以来、ずっと憧れていたトム・モリスさんの演出を受けられるとは夢にも思っていませんでした。
今から緊張と高揚で胸がいっぱいです。
私が演じるセーラは雪山で遭難したジョーの姉で、唯一原作の小説には登場しないキャラクターです。
遭難中のジョーの心の支えとなり、1人下山したサイモンには心の内を問いかける、2人を導く一筋の光のような存在です。セーラの力強さ、自然の壮大さを全身いっぱいに表現していきたいと思います。

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田中亨
オーディションは、まるでトムさんのワークショップを受けているような、楽しくて発見の多い時間でした。出演が決まって、どんな稽古を経て本番を迎えるのか、今から楽しみで仕方がないです。
ビジュアル撮影では、少しでも感覚を掴むために、実際にスタジオ内の温度を下げて撮影をしていました。寒さで目が乾燥したり、冷たい空気で呼吸することが、とても新鮮で勉強になる撮影でした。
無謀な挑戦にワクワクする気持ちや、命を預け合える関係性など、グッとくるポイントが多い作品だと思います。季節は夏から秋にかけてですが、舞台上には雪山があると信じて!切磋琢磨、稽古に取り組んでいけたらと思います。ぜひ観に来てください!よろしくお願いします!

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浅利陽介
今はまだギターを触ったり、劇中にでてくる冬の登山、雪山はどれだけ過酷な状況なのかをイメージをしたりと少しずつ身体にインプットして準備しています。イギリス版の舞台映像を見ましたが、舞台上という限られた空間の中でクレバスを降りていきその後、落ちていくシーンの表現を効果的に見せているのが印象的でした。標高約6000mの空気の薄さ、氷に刺さるアイスアックスやアイゼンの音、キャラクターそれぞれの緊張感が伝わるようアンデスに行きたい…ところですが、まずは近所の坂道をダッシュで登ろうと思います(笑)。
ビジュアル撮影でリチャードの衣装を着たときは、なんというかしっくりくるものがあり、いよいよ始まるんだと、漠然とですが“不安”と“期待”を感じました。僕が演じるリチャードはとにかく一生懸命な人で、なかにはクスっと笑えるシーンもあるので楽しみにしていただきたいです。
トムさんに日本を好きになってもらって、観てくださる皆さんにはトムさんの演出を好きになってもらえるよう、稽古を頑張ります!お楽しみに!

あらすじ
私が知りたいのは、あんたらが行った理由。
山の崖なんかに登るようになったそもそもの理由。
それが分からない。なんでなの?

「ジョー(正門良規)が死んだ」と聞かされた姉のセーラ(古川琴音)は、ジョーの死を悼み、サイモン(田中亨)やリチャード(浅利陽介)、彼の登山仲間たちとパブに集っている。
1985 年ペルーのアンデス山脈の難関、標高約6,400mのシウラ・グランデ。若きイギリス人登山家のジョーとサイモンのペアは、ほぼ垂直にそびえ立つ西壁の登頂を前人未踏のルートで成功させた。ところが、下山途中で骨折したジョーは氷の崖から落ち、宙吊りになってしまう。ジョーはロープを登ることもできず、サイモンは彼を引き戻すこともできない。このままでは2人とも死んでしまう。快挙を成し遂げた彼らを待ち受けていたのは、大自然との対峙、そしてすさまじい葛藤と苦難だった……。

パルコ・プロデュース2024『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド ~虚空に触れて~』
原作:ジョー・シンプソン
脚色:デイヴィッド・グレッグ
演出:トム・モリス
出演:正門良規 古川琴音 田中亨 浅利陽介 ほか

【東京】2024年10月8日~11月4日 PARCO劇場
【京都】2024年11月10日~17日 京都劇場

パルコ・プロデュース2024『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド ~虚空に触れて~』公式サイト

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