広告代理・宣伝制作・PR (株)ディップス・プラネット

NEWS
COMPANY
INFORMATION
SERVICE
WORKS
CONTACT
HOME


NEWS

December 03,2024 (Tue)
手塚治虫のSF活劇漫画『W3(ワンダースリー)』の舞台化が決定、2025年6月~7月に東京・兵庫にて上演される。

(上段左から) 井上瑞稀 平間壮一 成河 (下段左から) 永田崇人 松田るか 相葉裕樹 彩吹真央 中村まこと
(上段左から) 井上瑞稀 平間壮一 成河 (下段左から) 永田崇人 松田るか 相葉裕樹 彩吹真央 中村まこと

『W3(ワンダースリー)』は、1965年~1966年まで「週刊少年サンデー」(小学館)に連載された手塚治虫の漫画。地球の偵察にやってきた3人の宇宙人が少年・星真一と知り合い、行動をともにするSF活劇だ。この名作を、福田響志が脚本化、ウォーリー木下の演出、和田俊輔が音楽を担当して舞台化する。出演は、井上瑞稀、平間壮一、永田崇人、松田るか、相葉裕樹、彩吹真央、中村まこと、成河。

コメント
ウォーリー木下(演出)
「W3」は以前に、ノンバーバルパフォーマンス(セリフのない劇)として上演しました。パペットやマイム、ダンスに生演奏、プロジェクションマッピングなど、アナログとデジタルを混ぜて、地球を救うことになるひとりの男と宇宙人3人組の交流を描きました。その時の心残りがあるとすれば、手塚作品の中のきらりと光る言葉を全く使えなかったことで、今度は、言葉を中心に、また新しい「W3」を作ってみたいと思っています。「どうやったら地球上から争いを無くすことができるのか」 このシンプルなメッセージは今上演する価値があると思っています。もちろん、演劇としての挑戦も今回もするつもりです。様々な仕掛けを舞台上に配置し、観客を不思議な世界に引きずりこみたいと思います。

井上瑞稀 星 真一
僕は今回初めて手塚さんの作品を読ませていただいたのですが、ここから深堀りし、漫画という歴史にも触れながら、作品について勉強して頑張っていきたいと思います。
歌もある中で、演出のウォーリー(木下)さんには以前初めてご一緒したときに勉強になるお話をたくさんしていただいたので、この作品でさらに僕自身の成長につながる機会になればいいなと思っています。
来てくださったお客様が、ポジティブな気持ちになれるような作品を目指して精いっぱい頑張りたいと思います。

平間壮一 星 光一
今回お兄さんの役を演じさせていただくということで、自分にとってチャレンジでもありますので、大切に演じさせていただきたいと思っています。演出のウォーリーさんとは念願叶って初めてご一緒するので、新しい平間壮一の引き出しを開けていただけるのを楽しみにしています。
手塚さんの作品は、キャラクターがとてもポップでかわいらしさがありながら、迷いがなく、キャラクターの意思がストレートに伝わってくる印象があります。また、全体を引きで見ると、一つ一つがアート作品のような複雑な絵をしていて、いろんな角度から命の大切さや平和への思いを伝えているんだなと感じています。
漫画原作の複雑な世界観を舞台でやるということで、手塚さんの作品が大好きな皆様の気持ちを大切に、自分なりの表現で「W3」をやっていきたいなと思っています。

永田崇人 プッコ
以前ウォーリーさんがノンバーバルでやられた舞台を拝見しているのですが、それをパワーアップして上演するとのことなので、参加できて嬉しいです。宇宙の話は好きなので、どういう宇宙人になるのか今からすごく楽しみで、自由さとか、ギャグみたいな面白いセリフがあったらいいな、と思っています。
舞台の良いところは、いろんな世界に飛んでいけて、しかもそれが実際に体験したような気持ちになれる、その世界に自分が存在するかのような感覚になれるところだと思うので、観客のみなさんと一緒に宇宙に行ったような感覚が得られたらいいなと思っています。

松田るか ボッコ
私が生まれる前の作品なのでまず漫画を読んでみたのですが、手塚先生のチャーミングなところが垣間見え、とても楽しい作品だと思いました。以前、ウォーリーさんがノンバーバルで「W3」を上演されたそうですが、今回は台詞があるのでどんな舞台になっていくのかとても楽しみです。
原作の漫画を読んだときに、「“人”を知ろうとする気持ちには“愛”がある」というメッセージを感じたので、それを皆様に少しでも伝えられたら嬉しいです。劇場でお待ちしていますので、ぜひお越しください!

相葉裕樹 ノッコ
手塚治虫先生の作品に携われるということでとても嬉しく思います。そして、今もなお語り継がれる「W3」に参加できるということで、大きな責任とやりがいを感じております。
ウォーリーさんと久しぶりにご一緒しますので、「W3」の世界観をどのように演出されるのか、また、はじめましての共演者の方が多いので、みなさんとクリエイティブにお稽古していけたらと楽しみにしています。
SFの楽しさだけではなく、現代の我々に投げかけられるメッセージが深く深く刻まれておりますので、皆様の心に何か残るものをお届けできるように全力で取り組んでまいります。

彩吹真央 星兄弟の母
私の初舞台は宝塚時代の、「ブラック・ジャック」「火の鳥」という芝居とショーでした。宝塚を卒業後に「アドルフに告ぐ」に出演させていただいたので、手塚治虫先生の作品は今回で4作品目となります。ご縁のある手塚先生の作品に、またこうして出演させていただけることが本当にうれしいです。
母親役が最近続いているのですが、壮大な世界の中で星兄弟の素朴な母親役をどう演じることができるのか楽しみです。大好きな手塚先生の作品をウォーリーさんがどのように演出されるのか、そのコラボレーションも楽しみですし、この不穏な世の中に、皆様へ普遍的で暖かいメッセージをお届けできると思いますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。劇場でお待ちしております。

中村まこと ハム・エッグ
「W3」は、子供のころにアニメの再放送を白黒テレビで夢中になって見ていたことを覚えています。手塚さんの作品は、僕らの世代にとっては“漫画そのもの”。常に命とか地球とか人間の営みのことなど深いテーマがあって、それらをエンターテイメントとして見せてくれるので、僕たち読者だけでなく、多くの漫画家さんたちも手塚さんを目標にしていろんな作品を生み出してきた、まさに“神”だと思っています
ウォーリーさんは斬新な作風の方という印象なのですが、ご一緒するのは今回が初めてなので、今から稽古を体験できるのが楽しみです。今まで見たことないような手塚作品の世界観になると僕自身も期待しているので、ぜひ皆様劇場で目の当たりにしていただけたらと思います。劇場でお待ちしています。

成河 ランプ少佐
中学生のころ、学校の図書室にあった手塚作品をみんなで読み漁ったことを覚えています。手塚さんの作品は、とても普遍的で、人間の業というか哲学といったものを間口広く楽しく味わえて、そして何より舞台との親和性が高いという印象があります。以前「アドルフに告ぐ」に出演したときもひしひしとそう感じました。
ランプは、手塚作品には悪役としていろんな作品に登場している役なのですが、悪役って演じていて楽しいので、今から楽しみにしています。
古い作品ではあるので、原作をご存じではない方もいらっしゃると思いますが、台本は「W3」の世界を現代(いま)によみがえらせる創意工夫がなされているということなので、皆様一緒に楽しんでいただければと思います。

『W3 ワンダースリー 』
原作:手塚治虫「W3(ワンダースリー)」
脚本:福田響志
演出:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
 
出演:井上瑞稀 平間壮一 永田崇人 松田るか 相葉裕樹 彩吹真央 中村まこと 成河 ほか

【東京】2025年6月 THEATER MILANO-Za
【兵庫】2025年7月 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

『W3 ワンダースリー 』公式サイト

2024年アーカイブ

PAGE TOP
December 03,2024 (Tue)
風間俊介主演、杉原邦生が演出と美術を手掛ける舞台『モンスター』。11月30日に大阪・松下IMPホールにて日本初演が開幕した。問題児として扱われる生徒と、自分自身も深い問題を抱える新人教師との対峙を軸に描く。

撮影:河上 良

コメント
演出・美術:杉原邦生
驚くべきことに、ダンカン・マクミランによる『モンスター』という作品をはじめて読んだときの印象と、約1ヶ月の稽古を経たいま見えているものの印象とがまったく異なっています。その大きな要因は、風間俊介さん、松岡広大さん、笠松はるさん、那須佐代子さんという優れた俳優の皆さん、翻訳の髙田曜子さん、音楽の原口沙輔さん、そして、強力なスタッフたちと共に稽古場で意見を交わし合い、試行錯誤を重ねた先に、この作品の〈あたたかさ〉を見つけることができたからだと思っています。
この作品をお客様がどのように受け取ってくださるのか、これまで抱いたことのない不思議な期待感があります。どうか劇場で体感してください。ご来場お待ちしております!

トム役:風間俊介
稽古を重ねていく毎に、素晴らしい作品だと実感しています。2005年に書かれた戯曲ですが、その時代に芽吹いた問題が今の社会で表面化している。今、私たちが考えたい、向き合いたい課題に真っ向から挑んでる作品だと感じています。依然として、膨大なセリフ、幾重にも織り込まれたメッセージにのたうち回っていますが、答えが見つかるような問題を題材にしている舞台ではない以上、この時間自体が希望になる事を信じてのたうち回っています。
僕が演じるトムは、社会の象徴だと感じています。観てくださる皆様がトムを通じて、この問題と対峙して頂けたら、これからの未来は変わるのではないか?そんな力を感じます。
大阪公演が私たちにとっての初日となります。大阪の皆さんからエネルギーを頂き、これからこの作品を多くの人に届けたいと思います。

k

ダリル役:松岡広大
ダンカン・マクミランさんが書く戯曲の特徴を掴むのはとても大変で、今でもわかったとは言い切れませんが、大きな挑戦の機会を頂けていることに感謝しています。初日が開いてからも高みを目指していきたいので、手応えはきっと最後まで感じられないと思います。慢心せず臨みたいです。
普通の教育、家庭、食事、など『普通』という言葉が多く出てくる作品です。その言葉を使ってあたかも自分だけは異常じゃないと主張する大人の登場人物は、一筋縄じゃいかない人間を表しています。普通を振りかざして自分は普通だと言い切ることはある種の暴力なのではないか、無意識で線引きを容易く行うのは残酷なことなんじゃないかと、様々な思考ができる作品は魅力的だと思います。
物語を通して、自分や周りを知って見つめてもらえたら幸いです。 宜しくお願いいたします。

3

ジョディ役:笠松はる
いよいよ開幕。今はワクワクヒリヒリと痛痒い感覚です。地元大阪での開幕も大変嬉しいです。
初めてこの台本を読んだ時に見えた景色から、稽古中どんどん作品の読み方が変わっていきました。特に、稽古中盤に演出の杉原邦生さんが仰った今演出の方向性を示す言葉は、現代に生きる私自身の心にも沁み渡るようでした。以降ずっとその方向性を心に、ジョディとしての在り方を模索してきました。
『モンスター』は言葉がはっきりと明示されていない分、演じるカンパニーの数だけ作品のメッセージがあるような不思議な戯曲です。そして、私はこのカンパニーで『モンスター』に参加できた事を誇りに思います。
開幕までも、開幕してからも、また作品は変化していくと思います。
それは私たちが、生きる事や人と関わる意味を日々探すような、そんな気持ちに似ているかもしれません。
日本初演です。ぜひ劇場でその日だけの『モンスター』をご体感ください。

n

リタ役:那須佐代子
稽古期間を振り返ると、濃密でシリアスなシーンの多い作品なのに稽古場の空気感が常に明るく健やかだった事が印象深いです。それは演出の杉原さんの俳優の意見を受け入れ共に考察しながら創作する姿勢と、共演の皆さんの素敵なお人柄によるところだと感じています。
私が演じるリタという役は、一見クレイマーのような面倒な性格の人物に思えますが、彼女の抱えている状況が切迫しているからこその言動だと思っており、その状況が徐々に明らかになっていく様子を丁寧に演じられたらいいなと考えています。
『モンスター』の魅力のひとつ、スピード感のある展開を、原口さんの音楽の力もお借りして見事に表現した舞台になっていると思います。多くの皆様のご来場を心よりお待ちしています!

2

あらすじ
ねえ聞いていい?
もしも、ある日目がさめて両足が吹っ飛んでたら、そしたらあんたはどうする?

教育現場で新たな人生を歩み出したトム(風間俊介)の目の前にいるのは、14歳の少年ダリル(松岡広大)。何も恐れない、壊れてしまった少年に、大人は何ができるのか— 二人きりの教室で少年と向き合い続けるトム。歴史は変えられなくても、より良い未来を作ることはできるかもしれない、ひたすらにそれを信じて。これから生まれてくる自分自身の "小さなモンスター"のためのより良い未来を。トムを心配するが故に苛立ちを募らせる婚約者のジョディ(笠松はる)。失うことを恐れ何もできずに天使に縋るダリルの祖母リタ(那須佐代子)。ある夜、トムの帰宅を一人待つジョディの前に、ダリルが現れる—

モンスター
作:ダンカン・マクミラン
翻訳:髙田曜子
演出・美術:杉原邦生
音楽:原口沙輔
出演:風間俊介 松岡広大 笠松はる 那須佐代子

【東京】2024年12月18日~28日 新国立劇場 小劇場
【大阪】2024年11月30日・12月1日 松下IMPホール
【水戸】2024年12月7日・8日 水戸芸術館ACM劇場
【福岡】2024年12月14日 福岡市立南市民センター 文化ホール

『モンスター』公式サイト

2024年アーカイブ

PAGE TOP
December 02,2024 (Mon)
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、当社の年末年始の休業を下記の通りとさせていただきます。

年末年始休業日:2024年12月28日(土) から 2025年1月5日(日)まで

何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

☆カンパニートピックス

PAGE TOP