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August 29,2024 (Thu)
トニー賞4部門ほか各賞に輝いたブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』。来月に開幕を控え、楽曲の披露と稽古場の会見が行われた。

撮影:飯山福子

コメント

TETSUHARU (演出・振付)
『イン・ザ・ハイツ』は、マンハッタン北部にあるラテンコミュニティのマイノリティの方たちの物語です。
人種差別によって抑圧されたパワーであったり、底抜けに明るい国民性がよく反映されている作品なのですが、今回のキャストはとにかく個性が豊かで明るいので、それをパフォーマンスに還元してもらっています。
今回は新たな試みとして、男性が演じているピラグア屋の性別を変え、MARUさんという素晴らしいシンガーの方に演じていただきます。『イン・ザ・ハイツ』はピラグア屋からの目線で描かれている作品でもあるので、ある意味最も重要な役なんです。原作サイドにお伺いを立てたところ、多様性ということも踏まえて女性に演じていただくことを了承していただけました。
また、グラフィティ・ピート役は、初演や再演ではジャズダンスやコンテンポラリーダンスを得意としている俳優が演じていましたが、今回はプロリーグでも実績のあるダンサー、KAITAくんに演じてもらいます。
Microくんはアーティストとして活動されていますし、(平間)壮ちゃんや戸井(勝海)さんや彩吹(真央)さんはミュージカルのキャリアも豊富な方々ですし、(松下)優也くんはマルチに活躍されていて、saraちゃんは素敵な声の持ち主、(豊原)江理佳ちゃんはルーツが中南米だから、スペイン語の指導にも入ってもらったりしています。その他のキャストたちも皆さんそれぞれ特化したものを持っているので、あるものを与え、無いものをもらうといった「補い合うこと」がこの稽古場では盛んに行われているので、その様子を見て本当に頼もしい人たちだなと皆さんをリスペクトしています。
作品そのものの完成度が高いからこそ、日本語版ではどこまで寄り添えるか日々奮闘していますが、僕はこの力強いキャストたちから出てきたものを、バランスをとり、光の差すところに配置し、整える役割だと思っています。
お稽古ではまだ一幕を捜索中ではありますが、今日の楽曲披露を見ていただいた通り、本当にエネルギッシュなパフォーマンスをしてくれているので、この調子で全幕、しっかりと取り組み素敵な作品になるように、そして皆様にお届けできますように、暑さに負けず頑張っていきたいと思っています。

マイクロ

Micro/ウスナビ 役(Wキャスト)
ウスナビ役をやらせていただくのは3回目になります。最初は役者のお仕事をしたことがなく、音楽しかやってこなかった中でウスナビと出会いました。実は当時(平間)壮ちゃんが1回目の舞台を観に来てくれていて、カンパニーには(松下)優也くんや、エリアンナもいました。そして10年前はアンダースタディだったダンドイ舞莉花が今回はプリンシパルに入ってきたり、本当に夢がつまっている、こんなに素晴らしいカンパニーは他にありません!これが日本でできる最高の『イン・ザ・ハイツ』だと確信しています。
今回初参加のsaraちゃんと(豊原)江理佳ちゃんは、とにかく歌がヤバイ!ピカイチです!声の性質もですけれど、言葉がとにかく聞こえてくる。壮ちゃんは前回よりもさらにグレードアップしています。ラップの声の立ち方が前回とは比べ物にならないくらいで、脅威です(笑)。優也くんはリーダーシップをもって動いてくれていて、本当に“ここに来てよかったな”と思います。
ウスナビという役は“街灯”です。みんなを照らすライトです。どこがホームなのか、どこに自分の幸せがあるのか、僕はここで一生懸命頑張る、この場所こそがホームなんだ、と決めたその場所が心の拠り所だと思っています。僕たちの拠り所はスーツケースの中です。よろしくお願いします!

ひらま

平間壮一/ウスナビ 役(Wキャスト)
前回の再演に出演させていただき、本当に大事に大事に作ってきた作品です。今回のキャストは皆熱くてパワフルで、真剣に向き合っていて、大好きなカンパニーです。この時間は今この時だけだと思って全力でぶつかっていきたいと思っています。
ウスナビは自信がない少年で、いろんなものが目に入ってくる世の中で、一生懸命自分なりにやっているはずなのに周りがすごく見えて沈んでいくような、どんどん埋もれていくような日々があって。でも絶対に言えるのは、朝目を覚ました時点で一日を必死に生きている。その周りには絶対に大切な人がいて、その人たちのことを大切にすればいいんだ、と気づける舞台だと思っています。人の人生を羨むことが多い時代だと思いますが、自分は自分で良いんだとこの作品を観て感じていただけたら嬉しいです。この作品を観終わったときに、少しでも“明日も頑張って生きてみよう“と思うような作品にしたいと思っています。ぜひ観に来てください!

まつした

松下優也/ベニー 役
初演でベニーを演じていた時は、ミュージカルでこんなに純粋に音楽が良いなと思えた作品に出会えたことのワクワク感で毎日過ごしていました。まさか10年後に再々演でベニーとして戻ってくることができるとは思っていませんでした。
(平間)壮ちゃんとは若い時から共演していて、5年前には兄弟役でストレートプレイで共演したんですが、ミュージカルでの共演は初めてです。お互いミュージカルをやっていて、同世代で同じ時代を戦ってきた同士という感覚がありますし、今回一緒にやれているのがすごく楽しいし面白いです。これは誉め言葉ですが、自分のことも壮ちゃんのことも正統派ではないと思っていて、でも『イン・ザ・ハイツ』という作品においてはこれが正統派なのではないかと思います。リン=マニュエル・ミランダがこの作品の中に自分の居場所を作ったように、きっと壮ちゃんや僕にとっての居場所が『イン・ザ・ハイツ』になっているのかなと思います。
初演と再演をリスペクトしながら、初めて『イン・ザ・ハイツ』という作品に挑むつもりで再構築していきたいです。爆発的に良くなると思っています!よろしくお願いします。

sara

sara/ニーナ 役
私は今回から参加させていただきますが、この稽古場に来て、そしてこのセットに囲まれると歴史を感じます。初演からのメンバー、再演からのメンバー、今回からのメンバー、みんなで繋いできたバトンみたいなものを感じて、自分のニーナという役柄と向き合いつつ演じることにいい意味で重みを感じているところです。今回からのキャストとしては、音楽や芝居の流れに一生懸命ついていっているところなのですが、キャストの皆さんが温かくて、わからないこと、挑戦することをすごくオープンに称えてくれるようなカンパニーなので、こんなカンパニーはなかなかないと思いますし、このメンバーだからこそできる2024年の『イン・ザ・ハイツ』というものを、自分のできる全力を注いで作っていきたいと思っています。

とよはら

豊原江理佳/ヴァネッサ 役
今回初めて『イン・ザ・ハイツ』に参加させていただきます。私がこの作品を初めて観たのは12歳のときで、そこからずっと、いつかこの作品にヴァネッサとして出演するというのが夢のひとつでした。私はドミニカ共和国と日本のハーフなので、まさにドミニカやプエルトリコ、キューバなどがルーツの『イン・ザ・ハイツ』に参加させていただけてすごく嬉しいです。ドミニカ共和国出身ではありますが、1歳の時にはもう日本にいて、そこから一度帰っただけで実はほとんどドミニカのことを知らないので、だからこそ特別に感じているというか、大事にしたいと思っていますし、それをこの作品に入って再認識させていただいているなと感じています。
毎日稽古場で音楽が鳴り始めたり、皆が言葉を交わしたりしているのを聞くたびに、故郷に戻ってきたような温かい気持ちになります。自分が安心できる場所やなんでも話せる人とか、ありのままの自分でいられるような帰れる場所を思い出していただける作品になったらいいなと思います。素晴らしいキャストの皆さんと、最高の日本版『イン・ザ・ハイツ』を作りたいと思います。

とい

戸井勝海/ケヴィン・ロザリオ 役
21年の再演でケヴィン・ロザリオやらせていただいて、この作品と出演キャストからいろいろな刺激を受けて、人としても、役者としても大きな転機を迎えることができた、僕にとってとても大切な作品がこの『イン・ザ・ハイツ』です。今回また参加させていただけるというのは本当に嬉しいです。この作品の中でケヴィンはいろいろなことを言われるし、みなさんもいろいろなことを乗り越えながら生きていきますが、自分の普段の父親としての居方、人としての居方をすごく考えさせられて、プライベートの僕の家の中も大きく変わっていったし、感謝をしてもしきれない作品でもあります。環境どうこうではなく、その人の感じ方・思いがちょっとでも変わった瞬間に世界が変わるというのは、この作品のテーマとしてお客様に届いてゆくと思いますが、帰り道のお客様の目の前の世界がほんの少しでも明るくなるように頑張りたいと思います。

2

彩吹真央/カミラ・ロザリオ 役
10年前の初演を拝見させていただいておりまして、この作品を日本で上演できるなんて!という感動でいっぱいでした。その当時の私にとってはとても手の届かない世界観だったのですが、いろいろな多様性が進んだり、私もたくさん経験させていただき、今回出演のお話をいただいた時に、10年前に思っていた自分と、今の自分の感覚が変わっていたのでとても嬉しい気持ちでいっぱいでした。最初に行われたプリンシパルキャストの歌稽古の時から皆さんがあまりにも出来上がっていて、はじめはプレッシャーとか自分のついていけなさに一瞬すごく落ちたんですけど、それよりもこの素晴らしいカンパニーの中に入れていただいたという事の幸せの方が勝ってしまって、それ以降暗い気持ちが全くなくなり、怖くなくなりました。
きっと皆さんが安心して私たちを包んでくださるように、舞台に立てるんじゃないかなと思います。今稽古の中でトライ&エラーをしても恥ずかしくない、心を裸にして向き合えるカンパニーなんだと感じながら日々稽古をしています。初日に向けて、この「ホーム」となるテーマのコミュニティーの中のロザリオ家というひとつの家族のありかたをどう打ち出すか重要になってくると思うので戸井さんとsaraちゃんと3人ならではの家族像・絆みたいなものを見つけたい、そしてカンパニーからキャッチする感覚を大切に演じたいと思います。

3

Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』
原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ
脚本:キアラ・アレグリア・ウデス
演出・振付:TETSUHARU
翻訳・訳詞:吉川徹
歌詞:KREVA
音楽監督:岩崎廉

出演:
ウスナビ Micro/平間壮一(Wキャスト)
ベニー 松下優也
ニーナ sara
ヴァネッサ 豊原江理佳
ソニー 有馬爽人
ダニエラ エリアンナ
カーラ ダンドイ舞莉花
ピラグア屋 MARU
グラフィティ・ピート KAITA
ケヴィン・ロザリオ 戸井勝海
カミラ・ロザリオ 彩吹真央
アブエラ・クラウディア 田中利花 ほか

【東京】2024年9月22日(日・祝)~10月6日(日) 天王洲 銀河劇場
【京都】2024年10月12日(土)・13日(日) 京都劇場
【名古屋】2024年10月19日(土)・20日(日) Niterra 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【神奈川】2024年10月26日(土) 大和市文化創造拠点シリウス 1階芸術文化ホール メインホール

Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』公式サイト

2024年アーカイブ

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August 16,2024 (Fri)
劇団☆新感線の舞台を映画館で上映するゲキ×シネ。今年20周年を迎えたことを記念して展開中のゲキ×シネ20th記念プロジェクト第6弾として、2005年に上演された『吉原御免状』のゲキ×シネ公開が決定した。

MAIN

隆 慶一郎氏の伝奇時代小説『吉原御免状』(新潮文庫刊)を原作に、座付き作家の中島かずきが脚色、いのうえひでのりが演出を務めた本格時代劇。出演は、堤真一、松雪泰子、古田新太、京野ことみ、梶原 善、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二ら。

コメント
いのうえひでのり(劇団☆新感線主宰・演出家)
この作品のクライマックスの堤クン演じる松永誠一郎と古田演じる柳生義仙の一騎打ちの立ち回りの迫力と殺気は、数ある新感線の殺陣・アクションシーンの中でも、ベストバウト。五本の指に入る名シーンではないでしょうかね。
隆 慶一郎先生の原作をリスペクトすることありきで作られた舞台なので、いつものように新感線的小ネタが入っていないのも映画的には見易いのかも。
是非、スクリーンで観て欲しい。とても、映画的なゲキ×シネだと思います。

中島かずき(劇団☆新感線座付作家)
あの公演から19年を経た今、ようやくゲキ×シネとして新感線版『吉原御免状』が甦る。
改めて大きなスクリーンで観ることが出来て嬉しい。
みんな若いが、とにかく、堤 真一さんの松永誠一郎がいい。対する柳生義仙の古田くんもまだ若くギラギラとした凄みも利いている。2人のクライマックスの死闘は圧巻だ。
新感線としては異色の本格時代劇。いのうえ歌舞伎の新しいステージはここから始まった。その意味でも思い出深い作品だ。
そして、この作品が気に入ったなら是非、隆 慶一郎氏の小説を読んでほしい。新感線ファンならきっと楽しめるはずだ。いのうえ歌舞伎の源流の一つが、間違いなくここにあるのだから。

金沢尚信(ゲキ×シネプロデューサー)
ゲキ×シネは今年で20歳になりました。この節目にどうしてもゲキ×シネとして上映したかったのが本作『吉原御免状』。
当時ゲキ×シネとして製作するつもりでしたが、上映まで辿り着けませんでした。だからといって本作への熱意は消えることなく、どこかで必ずやり遂げたい。ことあるごとに強く念じ続けてきました。再挑戦する上でまず考えたのは、今現在持てる総力を持って19年前に挑みたい。2005年には出現していなかった技術や持ちあわせていなかった知識を使って、世に送り出す。大いにエキサイティングなチャレンジです。
エンドクレジットには、すでに鬼籍に入られた方もおられ、時間がとても深く刻まれたことが実感できます。この作品に関わったすべてのキャストとスタッフに深く感謝いたします。
ゲキ×シネ第28作、時代を超えて登場する新作、そして19年を経た執念の上映。とくとご覧ください。

あらすじ
俺の中に鬼がいた───優しさゆえに血を流す 行き着く先は極楽か、地獄か

時は明暦3年、江戸最大の遊郭・吉原が生まれ変わり、幕が開ける夜。若き剣士、松永誠一郎(堤 真一)は、師であり育ての親である剣豪・宮本武蔵の遺言により、肥後の山中から江戸へと向かう。吉原を設立した庄司甚右衛門を訪ねるためだ。途中、奇妙な老人・幻斎(藤村俊二)から含みのある言葉を掛けられる。
「吉原はこの世の極楽だよ。そして地獄かな」
浅草日本堤から広がる光の街に吞み込まれた誠一郎は、新吉原お披露目の賑々しく絢爛豪華な花魁道中に遭遇。吉原一と名高い高尾太夫(京野ことみ)の威厳のある美しさに圧倒され、色香漂う艶やかな勝山太夫(松雪泰子)に心惹かれる。華やかさの裏にある何かに胸が騒ぐ誠一郎の前に現れたのは、秘密組織「裏柳生」の総帥・柳生義仙(古田新太)。吉原設立にまつわる「神君御免状」を狙っているのだ。人を斬ることを望まない心優しき誠一郎だが、凄腕である義仙の殺気にやむを得ず刀を抜く。
吉原を見回る旗本・水野十郎左衛門(梶原 善)、柳生家当主・柳生宗冬(橋本じゅん)、義仙の忠臣・狭川新左衛門(粟根まこと)……それぞれの思惑が露見し、誠一郎の出生の秘密が明らかになる。幻斎は吉原に隠された秘密を誠一郎に伝えるべく、紀伊熊野の八百比丘尼(高田聖子)の手を借りることにした。誠一郎が目の当たりにしたのは、支配とは無縁に生きてきた自由の民、《道々の輩》への為政者による謂れなき迫害。辛く哀しい過去を辿るうち、誠一郎は誇り高き道々の輩に心を重ねていく。
華やかな吉原の裏に隠された秘密、裏柳生の狙う「神君御免状」の謎、勝山太夫との秘恋と壮絶な別れ……すべてがつながった瞬間、優しき剣士はかつてない激情に駆られ、鬼と化したのだった!



ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第6弾 ゲキ×シネ『吉原御免状』
2024年10月25日~11月8日
新宿バルト9、T・ジョイ梅田他、全国25の映画館にて上映

原作:隆 慶一郎『吉原御免状』(新潮文庫刊)
脚色:中島かずき
演出:いのうえひでのり

出演:堤真一 松雪泰子 古田新太 京野ことみ 梶原 善 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 藤村俊二 ほか

ゲキ×シネ『吉原御免状』公式サイト

2024年アーカイブ

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August 13,2024 (Tue)
生田斗真、中村倫也の出演する2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』の東京公演が開幕した。先月、福岡・博多座の公演が終幕し、東京公演後は大阪へと巡演する。

撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀

コメント
生田斗真
念願の博多座の舞台に立つ事ができて幸せでした!博多座のお客様はとても熱量が高く、毎日エネルギーをいただいておりました。公演中は、博多の美味しいものを沢山食べに行きました。1番食べたのは焼肉です。肉と米。最強です。それと倫也くんの楽屋が隣だったので、本番前は必ず立ち寄って、ストレッチをしながら、段取りの確認、時にはなんて事ない会話をしてリラックスしていました。肉と米と中村倫也がなければ博多座30公演は乗り切れなかったでしょう。
いよいよ東京公演です。チャンバラ、歌、踊り、裏切り、欲望。新感線的エンターテイメントが詰まった作品になりました。楽しんでいただけると思います。劇場でお待ちしております。
さらにライブビューイングが決まりました。同じ時間を沢山の皆様と共有できる、ライブビューイングは私も大好きで、とても楽しみにしています。そして今回は国内だけでなく台湾での上映も決定致しました。お近くの映画館からパワーを送ってください。100倍にして返します。

1

中村倫也
温かい博多座のお客様とアツい夏を過ごし、次は東京・明治座。咲き誇る季節外れの桜の木の下、まだまだ熱狂の宴は続く!
ライブビューイングも決定とのことで、今回観に行けないよ~って方々も参加してもらえるんじゃないかと。是非スクリーン越しにバサラなヤツらの生き様を体感してもらえればと思います!

2

西野七瀬
福岡公演は、緊張の開幕から、徐々に流れに慣れていきつつ、動きやセリフの僅かな温度が毎日違うので、今日のアキノはどんな感じになるかな?と自分自身も思いながら舞台に立っていました。お客さんのリアクションも日によって違ったりして、面白いです。期間中は皆さんと美味しいもの食べに行ったり、夏だからと怖い話をしてみたり、いい思い出ができました!
福岡での1か月を経て、東京でも楽しみながら舞台に立てたらと思っています。扇子をお持ちになるとより一体感を味わえると思います。
また、ライブビューイングではあんな表情にこんな表情、目線の動き、流れる汗、映像で観れる良さもぜひ楽しんでください。わたしも観たいです!!

粟根まこと
『バサラオ』は殺陣も歌もダンスも、とにかく全てが特盛りですので福岡公演では最初こそバタバタしておりましたが、盛り上がる博多座いっぱいのお客様に励まされてなんとか一ヶ月を無事に乗り切ることができました。
そういえば開幕の頃がちょうど博多祇園山笠と被っていまして、なんだか街中がソワソワゾワゾワと盛り上がっておりました。そんな空気に煽られて公演も熱を帯びていたように思います。
そして次は東京・明治座。劇団☆新感線にとって初めての明治座です。博多座も明治座も昔ながらの芝居小屋の空気を纏っていますので、策謀渦巻く闘いでありながら祝祭感のある《バサラの宴》が似合いますね。
更に明治座での公演中にはライブビューイングもございます。会場に来られない方でも、お近くの映画館で、大画面大音響でお楽しみ頂けます。しかもアップショットもありますから、その美貌で全ての人を虜にするヒュウガさまをドアップでお楽しみ頂けますよ。つまり既に劇場でご覧頂いた方でももっとお楽しみ頂けるというワケです。どうぞお楽しみに!

3

りょう
リベンジでもあった博多座公演。博多座の皆さまとお客様がとても温かく盛り上げてくださり、感激でした!劇場の至る所に愛を感じて、そんな素敵な劇場で初日を迎えることが出来たこと、とても幸せです。全97公演、このまま全力で駆け抜けます。
次は東京です。博多座でいただいた沢山の愛と…さらにブラッシュアップした明治座公演を皆様にお届けしたいと思います。
ライブビューイングも決まりましたので、ライブビューイングでしかわからない表現も観ていただけたら嬉しいです。
舞台用のバッチリメイクだけど、そこは許してね。

古田新太
福岡公演、焼き鳥・酢もつ、大変おいしゅうございました。そしてアンパンマンミュージアムに3回も行きました。楽屋はアンパンマンだらけになりました。
次の東京公演、明治座の近くにはアンパンマンミュージアムがありません。大丈夫かオイラ……。
ライブビューイングも決まったようです。ライビュだからっておとなしくする必要はありません。
扇子もってきておどりまくってくれ!! (※公式より ご自身のお席で存分にお楽しみください。)

4

ものがたり
「俺は好きなように生きる。この〝顔〟を使って」
幕府と帝が相争う、混乱そして裏切りの時代。
光に生きて、華と散る─ 麗しき姿で人の心をさらい、天下を握らんとする男、ヒュウガ(生田斗真)。
“影”として奔り、闇に消える─ 密偵から足抜けし、幕府に追われる謎めいた男、カイリ(中村倫也)。
「ヒノモト」を生きる二人は、咲き乱れる“狂い桜”の下で手を結ぶ。
島流しの天子・ゴノミカド(古田新太)を御印に、二人は京の街を幕府から奪い返す。
そして始まるミカドの政。その陰で蠢く思惑、謀りの連鎖……。
眩しい光に飲み込まれ、美の輪廻に堕ちた者どもがたどり着くのは地獄か、それとも極楽か?
“バサラ”の宴が今、幕を開ける─

2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真 中村倫也 西野七瀬 粟根まこと りょう 古田新太 ほか

【東京】2024年8月12日(月・祝)~9月26日(木) 明治座
【大阪】2024年10月5日(土)~17日(木) フェスティバルホール

2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』公式サイト

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