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橋爪功出演、フェルディナント・フォン・シーラッハ作『GOTT 神』リーディング公演上演

April 25,2024 (Thu)
橋爪功、三浦涼介、岡本圭人の出演するリーディングシアター『GOTT 神』の上演が発表された。

(上段左から) 橋爪功、三浦涼介、岡本圭人、山路和弘 (下段左から) 浅野雅博、石井一彰、玉置孝匡、瑞木健太郎
(上段左から) 橋爪功、三浦涼介、岡本圭人、山路和弘 (下段左から) 浅野雅博、石井一彰、玉置孝匡、瑞木健太郎

刑事事件を専門とする弁護士でもあるフェルディナント・フォン・シーラッハの作で、倫理委員会主催の討論会を舞台に、医師による自死の幇助の是非など、命をめぐる深遠なテーマの討論が繰り広げられる。

14年に上演された同じくシーラッハ作の『テロ』同様、幕間には、演じられた討論を見聞きした観客による投票が行われる。“生きなければならないとの法的義務はない“、”医師には命を守る原則がある“、”国民には自ら死を望む権利がある“、など様々な視点からの意見が飛び交う中、観客自身も最終判断に加わることのできる注目作だ。

演出家コメント
舞台は、独倫理委員会主催の会議の場。公開の討論会が行われます。
議題は、ゲルトナー氏の訴えに端を発します。妻を喪い、死を選びたい彼に、医師は致死量の薬品を処方できるか否か、処方すべきか否か。
討論しあうのは、医師、法学者、医師会役員、カトリック教会の司教、そして、ゲルトナーの弁護士、ビーグラー。
日本では「安楽死」と呼んで一様に語られることが多いのですが、この討論では、自殺幇助、嘱託殺人、延命措置の中止による消極的臨死介助、死に至る薬を処方する積極的臨死介助、と、高齢者の命の価値、と、様々な観点から語られていきます。
……いかめしい漢字ばかり並んでしまいますが、どれもとても身近だと思えます。
スイスの臨死介助組織に、自らを託す方々のニュースを御覧になって皆様、どう感じられたでしょう?
自らの人生の幕引きを決定する自由意志、命の選択権は、誰にあるのでしょう?
ここから、討論は、タイトルになる「神」の意志についてに移行していきます。

死について語ることは、どう生きるかについて語ること。
そして、他者の人生にどう向き合うかを語ること。
劇場では、この公開討論を聞いた上で、実際にお客さまに意見の投票をしていただきます。

橋爪功さんを中心に、今を生きる様々な年代の素晴らしい俳優陣と、この作品を読み解いていけることを、僥倖と感じています。
石丸さち子

STORY
78歳の元建築家ゲルトナーは心身共に健康であるが、愛妻を亡くし今後は生きる意味はないと考え、医師に 薬剤を用いた自死の幇助を求めている。
ドイツの倫理委員会主催の討論会が、ベルリンのブランデンブルク科学アカデミーで開かれ、法学、医学、神学の各分野の参考人、ゲルトナーの主治医や弁護士が意見を述べ合い、活発な議論が展開される。
死を望むゲルトナーの意志を尊重し、致死薬を与えるべきか否か・・・
個が尊重される西洋社会でこそ生まれる「死ぬ権利」をシーラッハは非科学的な世界と科学的な世界で対比させる。ティール司教は「生きるか死ぬかを決められるのは神だけだ」と主張するが、ビーグラー弁護士は「どう生きて死ぬかの決定を委ねられているのは人間自身」と断言する。
医師による自死幇助の是非について観客が投票する緊迫感と親近感が交差する注目作。

リーディングシアター 『GOTT 神』
作:フェルディナント・フォン・シーラッハ
翻訳:酒寄進一(2023年 東京創元社「神」)
演出:石丸さち子
出演:橋爪功 三浦涼介 岡本圭人 浅野雅博 石井一彰 玉置孝匡 瑞木健太郎 山路和弘

2024年10月11日(金)~14日(月祝) パルテノン多摩 大ホール

リーディングシアター 『GOTT 神』公式サイト

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