(左奥から)梅垣義明 鳥居みゆき かとうかず子 石井愃一
(左前から)松本享恭 宅間孝行 片岡鶴太郎 篠田麻里子
あたたかい笑いと切ない涙で感動を誘う作品に定評のある、宅間孝行主宰「タクフェス」。2017年の春に立ち上げた「春のコメディ祭!」シリーズではこれまでとの差別化を図り、笑いのエンターテインメントに振り切った作品を上演する。シリーズ2作目となる本作は、ノンストップのリアルタイムで突つ走る抱腹絶倒のシチュエーションコメディ。今度の舞台は病院のロビー!?入院患者に見舞い客、医者や看護師まで様々な人々を巻き込んで、病院内は大混乱!「白い巨塔」ならぬ「笑う巨塔」と化していく。
初日公演前に公開ゲネプロが行われ、作・演出の宅間孝行をはじめ、キャストが登壇、意気込みを語った。
出演には、作・演出の宅間孝行を筆頭に、本格コメディに挑戦する篠田麻里子、25年ぶりの舞台出演という片岡鶴太郎のほか、ヒーローもので人気を博し、映像・舞台などで人気急上昇中の松本享恭、昨今、女優としての活躍めざましい鳥居みゆき、実力派の俳優の石井愃一、梅垣義明、かとうかず子らが脇を固めるなど、多彩なメンバーが顔を揃えた。チケット発売中。ほか詳細は
公式サイトへ。
◆宅間孝行
本日初日なのでここ(ゲネプロ)からもう一段上げていきます。コメディはお客様の笑いがあって作品が完成するので、お客様と一緒に作ることが楽しいです。総勢16名のキャストで面白いいものを作ろうと、頑張って空間を作っています。お芝居だけじゃなくイベント等も盛りだくさんのエンターテインメントをやっていますので、是非劇場に遊びにお越しください、待ってます!
◆篠田麻里子
私は本格的なコメディの舞台は初めてに近く、コメディ揃いの方が今回たくさんいらっしゃるので、その中で自分のキャラクターを出すのは難しいです。体力的には、東京グローブ座は舞台上より舞台裏がキツイですね。楽屋に行くのに階段が多いので移動が大変で。。。(片岡:階段が金毘羅さんなんですよ!(笑)) 鶴さんは先ほどカッコいい事を言ってましたけど、めちゃくちゃセリフを間違えるんです(笑) ほぼアドリブに近いので、それらをどうフォローできるか日々考えています。でもそんなアドリブをいろんなところから拾うところ、きちんと修正してくるところは「さすがだな」と思います。
◆松本享恭
(本作の稽古で)めちゃくちゃエネルギーが必要だと思いました。稽古中でテンションを上げろと怒られて、悔しくて上がって、また怒られて上げての繰り返しで頑張りました。(宅間:オレがすごく怒っているみたい。。。)いやいや宅間さんはとても優しいですし、必要な事を的確にアドバイス頂いています。(梅垣:言っちゃえよ! もっと言ってやれよ!(笑))
◆梅垣義明
えー、先ほどゲネプロが終わりまして、初日本番までの間にこのあとダメ出しがあります。それがとにかく怖いです(笑)
◆鳥居みゆき
私はすごく楽しくやれています。製作発表の時に、宅間さんに「一番大変そう」とか言われていたのが懐かしいです。でしょでしょ!(宅間さんを叩く!)(宅間さんに「稽古場で意外に頼りになるんですよ」と言われガッツポーズ) 最後のダンスタイムの時には、鶴さんを私と麻里子ちゃんが運んでいます。全然動かないんですよ鶴さん。二人で立ち位置に運んでいるんです。(片岡:娘に介護される姿がどういうものか見たい人は是非(笑))
◆かとうかず子
鶴太郎さんのアドリブは毎回恐ろしいです。体力的には、実は今日のゲネプロの前にもダンスの練習を3回していまして、今日はゲネプロを含めてもう4回踊っていて汗だくです。いい汗かいています!この後もう一回(初日公演)あるのが怖いです。。。(笑)
◆石井愃一
ゲネプロをうちの息子が観せて頂いたんですが、私の楽屋に着た途端に「踊りの振りが違う」とダメ出しされました。 これまでダンスを夜中に息子から教わっていたのですが、厳しく言われました。息子には年齢を理由にするなと言われています(笑)
◆片岡鶴太郎
25年ぶりの舞台ということで、新鮮な気持ちで楽しんで演じています。(記者:今日のもアドリブですか?)宅間さんと絡むところは…ほとんどアドリブです(笑) 板の上でファイトしています。体力ですか?芝居が2時間半、ヨガが7時間ですから全然こたえてないです…、でも本当はちょっときつい(笑) 宅間さんとは付き合いが長いなので、演出やアドリブの話をよくしていますね。
※この日片岡さんは「私は貝になりたい」という台本のセリフを「私はイカになりたい」に変えてしまい、意地の張り合いのように宅間さんとのアドリブ合戦に。「そんなセリフ稽古場で一度も言ったことないのに」と宅間さん。「いつも貝じゃ飽きちゃって」と片岡さん。