「ドラゴンクエスト」誕生から30周年を迎えた今年、初のライブスペクタクルショーとなる『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』が夏に上演されることが決定し、先日20日、都内で製作発表が行われた。
製作発表には、演出を担当する金谷かほり氏、ステージデザインを担当するレイ・ウィンクラー氏が登壇。さらに途中からは、「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二氏がゲストとして参加した。
演出の金谷氏は、B'zのドームツアーやUSJの大型ステージでの演出で世界的に注目を集めている演出家。またステージデザインを担当するレイ・ウィンクラー氏は、ロンドン五輪の開幕式や、レディガガ、U2といった超大物アーティストたちのステージを手掛ける人物だ。この二人がタッグを組むほかにも、様々なトップクリエイターたちが集結して一大エンターテインメントショーを作り上げる。
映像、音楽、アクションやアクロバティックなパフォーマンスを駆使するショーを想起しやすいよう、特別に制作されたプロモーション映像が上映されると、集まった数百人の来場者から拍手が沸き起こった。
ストーリーは、社会現象とまで言われる大ヒットとなった「ドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・」をベースに、他のシリーズの人気キャラクターたちも勢ぞろいする。「こんなことが可能なのか、と言われるような、誰も見たことのないショーを目指したい」とコメントした金谷氏。またゲームでは勇者に名前を付けてスタートすることから、本作でも「名前」をテーマに、そこに込められた様々な想いを表現したショーになると明かした。
主人公である「勇者」と、商人である「トルネコ」の二つの役は今後オーディションで決定され、各公演地のキッズダンサーたちや、全国の高校マーチングバンドの強豪校が演奏に参加するなど、地域や観客を巻き込んだ壮大なスケールのエンターテインメントショーになる。会場はいずれも1万人以上を収容できるアリーナクラスで、全国で40万人を動員する予定だ。
PVの上映後にゲストで登場した堀井氏は「僕自身が早く観たいという気持ちでいっぱいです」とコメント。「小さなおともだちには“自分が勇者なんだ”と、大きなおともだちには、そう思っていた頃のことを思い出して観てほしいです。みんなが参加できるような場面があると嬉しいですね」と期待を膨らませていた。
公演は7月22日から8月31日まで、さいたまスーパーアリーナを皮切りに、福岡、名古屋、大阪、横浜の5大アリーナで上演される。
【演出】金谷かほり
【ステージデザイン】レイ・ウィンクラー
【映像ディレクター】バート・クレサ
【さいたま】2016年7月22日(金)～7月31日(日) さいたまスーパーアリーナ
【福 岡】2016年8月5日(金)～8月7日(日) マリンメッセ福岡
【名古屋】2016年8月12日(金)～8月14日(日) 名古屋 日本ガイシホール
【大 阪】2016年8月18日(木)～8月22日(月) 大阪城ホール
【横 浜】2016年8月26日(金)～8月31日(水) 横浜アリーナ
『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』公演情報
