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May 30,2024 (Thu)
京極夏彦の人気小説「鉄鼠の檻」を原作にミュージカル化されるイッツフォーリーズ公演 ミュージカル『鉄鼠の檻』。
本日、アフタートークショーの開催、そして来場者特典が発表された。

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あらすじ
舞台は昭和28年初春。古物商を営む今川雅澄は、明慧寺の僧侶、小坂了稔から〈世に出ることはあるまじき神品〉を買い取って欲しい、との依頼を受け、箱根山中の「仙石楼」に投宿する。食客として逗留していた老医師、久遠寺嘉親と碁を打つ日々を送りつつ、了稔からの続報を待つ今川。
しかし、そんな彼の前に突如現れたのは、座禅を組んだような姿勢のまま死んでいる、小坂了稔の遺体であった。周りに足跡はなく、不可解な現場に旅館は騒然となる。
一方、時を同じくして箱根を訪れていた憑物落としの古本屋、「京極堂」こと中禅寺秋彦と、その友人で陰気な作家、関口巽も事件に巻き込まれてしまう。更に、神奈川県警の横暴な捜査に業を煮やした久遠寺が、探偵の榎木津礼二郎を呼んでしまったことにより、榎木津も事件に関わることに。やがて一行は、仏弟子たちが次々と無惨に殺される謎の巨刹・明慧寺を舞台にした「箱根山連続僧侶殺害事件」の只中に飛び込んでいくこととなるのだった。

アフタートークショー
【東京】 6月21日(金)18:00公演---京極夏彦・板垣恭一・小西遼生・横田龍儀・神澤直也
【大阪】 6月28日(金)18:00公演---板垣恭一・小西遼生・横田龍儀・神澤直也・上田堪大

京極夏彦氏直筆の鉄鼠絵図 サイン入りポストカード
京極夏彦氏直筆の鉄鼠絵図 サイン入りポストカード
来場者特典
【東京】サイン入りポストカード(13種ランダム配布)
【大阪】舞台写真ブロマイド(初日のみサイン入り)

イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『鉄鼠の檻』
原作: 京極夏彦「文庫版 鉄鼠の檻」(講談社文庫)
上演台本・作詞・演出:板垣恭一
作曲・音楽監督:和田俊輔

出演:小西遼生 北村諒/横田龍儀(Wキャスト) 神澤直也 上田堪大 高本学 小波津亜廉 畠中洋 ほか

【東京】 2024年6月14日(金)~24日(月) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
【大阪】 2024年6月28日(金)~29日(土) サンケイホールブリーゼ

イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『鉄鼠の檻』公式サイト

2024年アーカイブ

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May 29,2024 (Wed)
あ

昭和の映画史、日本映画史に輝かしい足跡を残した女優・高峰秀子。生誕100年の節目となる今年から来年初頭にかけて上映会や講演会、展覧会などが企画され、その一環として女性に向けた女性だけの全6回無料の上演&ゲストトークイベント、『夜7時の「高峰秀子を観て語る女の生き方」講座 ~女だらけの夜~』を開催。第1回目が先日5月27日(月)に東京・渋谷区のユーロライブで行われた。

毎回上映作品やテーマを変えて、養女で文筆家の斎藤明美氏がゲストと痛快なトークを繰り広げる本イベント。第1回目の上演作品は『春の戯れ』。フランスの作家マルセル・パニョルの戯曲『マリウス』を、山本嘉次郎監督が明治初期の日本に舞台を置き換えて1949年に映画化した、高峰秀子25歳当時の作品。

会場のユーロライブは約170席の観客席がさまざまな年齢層の女性だけで埋まり、上映会後に行われたトークのゲストには、生誕100年プロジェクトの製作発表会でMCを務めたフリーアナウンサーでタレントの中井美穂氏が登場した。

“男の身勝手に翻弄された女”がこの日のトークテーマ。「“幸せとはなんぞや”そんなことを考えさせられる作品」という中井氏の一言から始まり、斎藤氏は、かつて本日上映された『春の戯れ』を高峰と観た時のことを「高峰は自分の作品を見返すことはなかったし、観て口を出すこともなかった。けれどこれを観てあるシーンで”勝手な男だねえ”と一言つぶやいた」と振り返る。

その後写真集「高峰秀子」(キネマ旬報社刊)を作成するために高峰の出演作を『母』から順に、高峰と(時には松山も)一緒に観た時のことや、松山・高峰夫妻との日々を二人の言葉を交えながら語られ、高峰が「喧嘩になってエスカレートしていったとき、最終的に一緒に居たいか居たくないかと思うと、喧嘩は終わります」と語るほど、2人は仲睦まじい夫婦だったそう。

今回のテーマから派生して、中井夫妻の馴れ初めや、中井氏、斎藤氏の2人が今気になっている俳優の話まで話は広がり、時折斎藤氏の歯に衣着せないトークに中井氏もたじたじとなりながらも「日本映画の素晴らしさを痛感しています。これから日本映画をたくさん観たい」と、テーマにこだわらず約70分、軽快で楽しいトークを繰り広げた。

本イベントは、豪華ゲストを迎えて全6回の開催を予定しており、第2回には女優の名取裕子、第3回には美容家のIKKOの登場が決定している。参加申し込みや詳細は「高峰秀子生誕100年プロジェクト」へ。


【第2回】6月27日(木) ユーロライブ
ゲスト:名取裕子 (女優)
トークテーマ:“貧しさに泣いた女”
上映映画:『雁』

【第3回】7月25日(木) ユーロライブ
ゲスト:IKKO (美容家)
トークテーマ:“男に騙された女”
上映映画:『女が階段を上る時』

2024年アーカイブ

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May 29,2024 (Wed)
読売新聞創刊150周年記念、よみうり大手町ホール開場10周年記念舞台『罠』上演が発表された。

『罠』は、「演劇界のヒッチコック」と呼ばれたフランスの劇作家ロベール・トマが1960年に発表したサスペンス劇の傑作だ。
登場人物はわずか6人だけ。新婚妻の行方不明事件を発端に、緊張感漂うやり取りが続く、台詞劇、心理劇としても見応えがある作品。6人の男女の騙し合い、駆け引き、手に汗握るスリリングな展開、張り巡らされた巧みな伏線そして罠……やがて失踪事件の深い闇は、驚愕の結末を迎える……。

主演は物語の鍵を握るカンタン警部役の上川隆也、そして、行方不明になった妻・エリザベート役の藤原紀香をはじめ、妻の安否を気遣う夫・ダニエル役に渡辺大、マクシマン神父役に財木琢磨、さらに、絵描きのメルルーシュ役に藤本隆宏、看護師のベルトン役に凰稀かなめ、舞台経験が豊富で華も実力もある顔ぶれが揃った。オペラの演出などで近年幅広い活躍を魅せる深作健太が演出を手掛ける。

コメント

上川
上川隆也
したたか〈強か〉
中々手強い事。一筋縄では相手に出来ない事。
この作品を前にして言い表せる言葉はこの『強か』に尽きるのではないでしょうか。
観劇なさった方々が口を揃えて『記憶を失ってもう一度観たい』と評する『罠』。
ミステリー作品の常道『フーダニット(犯人捜し)』や『ホワイダニット(動機の解明)』は見せ場であるが故に、明らかになった途端、作品の持つ魅力を大きく下げかねません。
にも関わらず、初演から60余年の歳月、繰り返される上演。
作品が持つ、底知れない魅力・『強かさ』が、今回、読売新聞創刊150周年記念・よみうり大手町ホール10周年記念公演にまで選ばれた大きな理由なのでしょう。
それ程の作品ですから『一筋縄で』いかないのは明らかです。
演じる側にとっても、ご覧頂く方々にとっても。
素晴らしいスタッフ・キャストの御助力を頼りに、心して臨みたいと思います。


藤原
藤原紀香
読み始めると止まらないこの魅力的な脚本に心を奪われてしまいました。山あり、谷あり、ノンストップのサスペンス・ジェットコースターに乗っている気分でした。
舞台は、観る度に発見がある…そんな緻密で好奇心がそそられる作品になるのでは、とワクワクしており、自身としては初の少人数の翻訳劇への挑戦となります。
共演には様々なジャンルでご活躍されている素晴らしいアクター陣が揃ってらっしゃるので


渡辺
渡辺 大
初めて台本を読んだとき、衝撃が走りました。
思いもよらないどんでん返しのラストと、この作品と自分が対峙するのか、と。
毎日そわそわしながら、ページをめくっては閉じて、の繰り返し。
稽古も本番もまだこれからですが、その時がくることをドキドキしながら待ち構えています。
上川さんを初めとしたベテランの方々との共演も楽しみです。
皆さんに負けず、怯まずに思い切り体当りしていこうと思います。
この衝撃を早くお客様に見ていただきたい気持ちでいっぱいです。
一生懸命やりきりたいと思います、ぜひ劇場にきて衝撃の展開を見てください!


財木
財木琢磨
舞台『罠』マクシマン神父役の財木琢磨です。
いろんな場所に罠が張り巡らされた嘘と嘘の会話劇、何が本当で何が嘘なのか、台本を読んで最後の最後まで分からない展開で、これから稽古に入るのがとても楽しみです!
素晴らしい大先輩のキャストの皆様と共演をさせていただき、とても光栄で身が引き締まる思いです。
自分らしくお芝居の世界にのめり込み、素敵な作品になるよう、全力を尽くして頑張ります!!
劇場でご観劇してくださったら嬉しいです。お待ちしています。

藤本
藤本隆宏
この素敵で贅沢なキャストの皆様と舞台『罠』に出演できる事、今から心躍っております。
幾つもの伏線の中に仕掛けられた言葉のトラップ、目紛しく二転三転していくストーリー。
決してお客様に問いかけるのではなく、役者の演技がぶつかりあい、繰り広げられる真剣勝負の中で答えを導きだしていくこの舞台。その中でどう演じていくか今から楽しみで仕方ありません。
謎の絵描きメルルーシュ、怪しくそして誠実に演じてまいります。


凰稀
凰稀かなめ
『罠』は有名な作品で、他公演にて拝見し、面白い作品だと思っていたので、この度、罠のオファーを頂いて、とても嬉しかったです。
私は、後半からの登場となる謎の看護師、最後の最後まで、緊張感あふれる作品、演技力が問われる台詞劇で、今から緊張していますが、何より本当に素晴らしいキャストの皆様とご一緒させて頂けるので、安心して飛び込んでいけます。そして会場の皆さんを罠にかけたいと思っております。


深作健太(演出)
僕にとっては、7年ぶり、三度目の『罠』です。演出家としてデビューさせていただいた作品であり、大切な原点。
今回は上川隆也さん、藤原紀香さんはじめ、素晴らしいキャスト•スタッフが集まり、新解釈の演出でお届けいたします。何かと大変な時代ですが、ひとときのサスペンスを、生の劇場でお楽しみください。


あらすじ
──とある山荘での出来事。新婚3ケ月のカップルがバカンスのため訪れていたが、些細な夫婦喧嘩から妻のエリザベートが行方不明になってしまう。夫のダニエルは、カンタン警部に捜査を依頼するが、なかなか見つからない。そこへ、マクシマン神父に付き添われてエリザベートが戻って来るが、全くの別人だった!ダニエルは激しく抵抗し、妻ではないと主張するが、状況証拠はどれもこれも、現れた女性が妻に違いないというものばかり。証人として絵描きや看護師も登場し、騒動の渦は大きくなるが、ついに殺人事件にまで発展してしまう。誰が正しいのか、誰が嘘をついているのか、そしてエリザベートは一体どうなったのか、やがて、思わぬ事態から意外な真実があきらかになる!


『罠』
作:ロベール・トマ 翻訳:平田綾子
演出:深作健太
出演:上川隆也 藤原紀香 渡辺 大 財木琢磨 藤本隆宏 凰稀かなめ

【東京】2024年10月4日(金)~20日(日) よみうり大手町ホール
【大阪】2024年11月2日(土)・3日(日・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【北九州】2024年11月4日(月・祝) 北九州芸術劇場
【高松】2024年11月6日(水) レクザムホール(香川県県民ホール)
【岡山】2024年11月7日(木) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ
【愛知】2024年11月23日(土・祝) 東海市芸術劇場
【富山】2024年11月25日(月) 氷見市芸術文化館

『罠』公式サイト

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