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稽古場レポート『マハゴニー市の興亡』山本耕史、マルシア、中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行ら出演

August 31,2016 (Wed)

9月6日に幕が上がる、山本耕史、マルシア、中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行ら出演の『マハゴニー市の興亡』の稽古場レポートが映像、写真とともに公開された。
稽古場レポート
 2016年4月にKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任した俳優で演出家の白井晃が、長年、上演を切望していたブレヒト劇「マハゴニー市の興亡」が9月同劇場で、ついにその全貌を現す。初日を目前に控えた稽古場では、もとはオペラだった本作を、ジャズピアニストのスガダイローを音楽監督に迎えジャズテイストの音楽劇に再構築する、という白井の革新的な挑戦に、みなが煽られるように熱気にあふれた稽古が続いている。
「三文オペラ」などでブレヒトとの名コンビとして知られる作曲家クルト・ヴァイルのひねりのきいた音楽を、主演の山本耕史が力強く歌い上げれば、ヒロインのマルシアがまるで語りかけるような説得力で歌声を響かせる。中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行という選りすぐりのベテラン俳優陣の芝居は作品に重みを加え、若き男性アンサンブルや女性ダンサーたちの動きも日に日にシャープさを増していた。
スガダイローが率いるバンドの奏でる音楽は、聴く者に挑みかかるような鋭利な感触を与えるのに、一方で、妙に心の奥底が駆り立てられ、浮き立つような気分にさせることも。それが、人間社会の愚かさや滑稽さを、情緒的な感情に引きずられずに描いていく叙事詩的なブレヒトの世界観に見事にフィットし、不思議な高揚感につながっていく。俳優の身体が雄弁に存在する舞台、との定評がある白井がこだわるのは、俳優たちの動きと動きが互いに呼応して連動していくこと。せりふの響き方一つにも細心の注意を払いながら、完成度を高めていくその様子は、実にアグレッシブで、情熱にあふれている。
 KAAT神奈川芸術劇場に、いったいどんな「欲望の街」が出現するのか。そして舞台上にもある客席「マハゴニー市民席」に座る観客らがどのように「参加」していくのかについても期待が高まる。
(文・阪清和)

マハゴニー市の興亡3

写真提供=KAAT神奈川芸術劇場 スチール撮影=伊藤大介(SIGNO) 動画撮影・編集=福島衛

マハゴニー市の興亡5
マハゴニー市の興亡4
マハゴニー市の興亡8
マハゴニー市の興亡9
マハゴニー市の興亡6
マハゴニー市の興亡


【作】ベルトルト・ブレヒト
【作曲】クルト・ヴァイル
【翻訳】酒寄進一
【演出・上演台本・訳詞】白井晃
【音楽監督】スガダイロー
【振付】Ruu
【出演】山本耕史 マルシア
中尾ミエ 上條恒彦 古谷一行
細見大輔 櫻井章喜 辰巳智秋 / Ruu
明樂哲典 伊勢大貴 加藤義宗 岸田研二 木村雅彦 今野晶乃
SALLY 鈴木崇乃 遠山悠介 長友郁真 NAMImonroe 橋本由希子 
早瀬マミ 村田慶介 薬丸翔 山﨑将平 吉田哲也 立崇なおと

【日程】2016年9月6日(火)~22日(木・祝) KAAT神奈川芸術劇場<ホール>※チケット発売中

マハゴニー市の興亡7

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