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May 29,2023 (Mon)
6月6日より上演される『新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる!?~』。主演の木村達成が歌う劇中歌が完成した。ヒップホップMCのMummy-D(RHYMESTER)が作詞・作曲を担当するラップ『ハムレットRap』を劇中で披露する。

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本作は、太宰治がシェイクスピアの『ハムレット』をダイナミックに翻案し、初めて書き下ろした長編小説を、第30回読売演劇大賞 最優秀演出家賞に輝いた五戸真理枝が戯曲化、演出を手掛けるもの。

この度発表された劇中歌は、演出の五戸真理枝と劇中音楽を担当する斎藤ネコとのやりとりを経て、最先端の音を導入して完成した。

コメント
五戸真理枝
一つの曲でこんなに心を動かされるんだと感動しました。太宰の内省的なつぶやきを180度転換してエンタテインメントにしてくださっています。あまり知られていない、太宰のエンターテイナーとしての一面が音楽になって姿を現した感じです。木村さんはもともとリズム感の優れた方ですが、Mummy-Dさんの歌唱指導でより深みのある歌になりました。素晴らしいラップに負けないように、ほかの場面も丁寧に作っていかなければと思っています。

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Mummy-D
斎藤ネコさんから「演劇でラップをやりたいんだけど、誰かいい人いませんか?」と連絡をいただいて。ずっと一緒にやりたかったので「俺、やりますよ」とお返事しました。五戸さんとの話や衣裳や舞台のデザインに触発され、「これは最新の音でいかないとダメなやつだ」と思ってオケを作りました。難易度の高いラップですが、木村くんがすぐ歌いこなしてくれて本当にセンスがあるし、また俺の指導がいいんだなと思っています(笑)。

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる!?~』
作:太宰治
上演台本・演出:五戸真理枝

【東京】2023年6月6日(火)~6月25日(日) PARCO劇場
【福岡】2023年7月6日(木) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【大阪】2023年7月9日(日) 森ノ宮ピロティホール

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる!?~』公式サイト

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May 26,2023 (Fri)
林翔太主演『DOLL』の稽古場レポート・稽古場写真が到着。以下、オフィシャル原稿と写真でお届けする。

【稽古場レポート】

開幕を間近に控えた稽古場から最新の稽古の様子をお届けします!!


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『リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩』は、小説から始まり、コミカライズ、さらにニコニコ漫画で100万回再生を果たすなど、メディアの枠を超え幅広い支持を集める人気作。今回初の舞台化にあたり、脚本を『ウルトラマン』『プリキュア』シリーズをはじめ特撮やアニメ、ノベライズで活躍する小林雄次が、演出を劇団『エムキチビート』主宰の元吉庸泰が手がけ、小説を原作にまた新たな世界を作り出している。
冒頭繰り広げられたのは、人形師世界一を決めるワールドカップ。世界一に選ばれたのは、室町時代から続く人形師の16代目・佐倉いろは。天才人形師だった祖父の薫陶を受け、将来を嘱望される若き人形師だ。しかし、いろはの成功を快く思わない者もいた――。
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現実世界とVR(仮想)世界。重傷を負ったいろはが謎の差出人から誘われ、飛び込んだ世界で待っていたものとは―。


主人公の佐倉いろはを演じるのは林翔太。何者かによる放火による火事で人形師として致命的なケガを負ってしまう。VRマシンで現実世界を離れVR世界に誘われ飛び込んだ先で、人形制作に改めて向き合い、ドールを完成させ、数々の冒険とバトルを経て、人形師としての自身の在り方を見つめ直すことになっていく。
林の舞台人としてのキャリアは長く、これまでミュージカルからストレートプレイまで数々の作品で主演を務めてきた。しかしここまで役者として直球の芝居を求められる演劇作品はそうはないだろう。現実世界ではケガに絶望する若き人形師に扮し、VR世界では仮の姿で改めて人形と対峙する、その演じ分けも必要だ。
林が演じるいろはは、繊細で心優しく、世界での戸惑いを精妙に表現。それでいて物語と共に徐々に逞しさを宿し、キャラクターに奥行きを与えている。

盟友・松本幸大との競演!見どころ盛りだくさんな戦闘シーンに注目!!


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松本幸大が演じるのは、VR世界でいろはと対決する人形師・ズィーク。林と松本はジャニーズ事務所に入所した頃から切磋琢磨してきた間柄。今回久しぶりの共演だというが、作中はいろはとズィークの闘いが繰り広げられ、そこでの熱演、演技バトルも見所の一つ。ズィークはなぜかいろはに執着し執拗に追う、いろはの敵役。松本自身「今まで演じたことのない役への挑戦」と言う通り、笑顔のイメージが強い素顔とは一転、ふてぶてしくも大胆に憎まれ役を体現。狂気の面持ちで自身のドールをぞんざいに扱い、同時に内に抱える闇と苦悩を滲ませている。
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いろはがついに完成させたドール・ミコト役の西葉瑞希とズィークに使役するドール・9号役の搗宮姫奈が激しく戦闘するシーンにも注目!いろはとズィークとの戦いは彼女たちドールを使う戦いでもあり、彼女たちがアクションへの果敢な挑戦をしfつつ、現実世界ではまた違った顔を披露している。VR世界に飛び込んだいろはを導くナビドール役の山下朱梨は、丁寧に場を展開しつつも時にズィークの暴走に対し、冷静に場を動かす役割を果たし、戦闘シーンを盛り上げている。
いろはが親近感をもっているドール工房の主人・レトロ役の陰山泰は、彼らの戦闘を見守りながらも「人形つくりとは何か」を問いかけ諭し、やがては癒しをもたらす重要な役割を担っており、ベテランらしい安心感と放つ台詞が心に響く。
可憐さと高飛車な少女・サラ役の岩田陽葵は、いろはやズィークを見守りながらも、自身もドールとともに戦闘に参戦。声優やアーティストとしても活躍する彼女の可憐さも目を惹くものがある。
そして、VR世界で最強プレイヤーのディアベル、現実世界では刑事を演じる藤田玲が重要な場面で登場し、芝居に厚みを加えている。
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本作の演出も実に面白い。VR世界の物語というと、映像やCGといった最新技術を駆使した演出がまず思い浮かぶだろうが、いい意味で裏切るものになっている。本作の演出は技術の類に一切頼らず、ダンスとアクション、パントマイムなど、身体表現を最大限に駆使し人形たちの世界を描き、場面転換はアンサンブルが手持ちで額縁を操り、表現の自由度も高いステージングとなっている。額縁はときに現実世界とVR世界を行き交う扉に、ときに心象風景を切り取る窓となり、舞台の景色をさまざまに変え、観る者のイマジネーションをかき立てていく。
なぜズィークはいろはに執着し、憎むのか。戦いを経て、いろはとズィークはこの先何を選択していくのか。
そしていろはの背負う真の現実とは?謎が全て解けたとき、彼らの想いが胸にグッと迫りくる。
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舞台は6月1日~5日まで渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、6月16日~18日まで京都劇場にて上演。人形作りにかける人形師たちと、それにかける役者たち、彼らの行方を見届けてみたい。

【撮影:立川賢一 / 取材・文:小野寺悦子】
©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会
『DOLL』
玉梨ネコ0『リタイヤした人形師の MMO 機巧叙事詩』(TOブックス刊)

脚本:小林雄次
演出:元吉庸泰



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May 24,2023 (Wed)
20世紀を代表するロックバンド・ビートルズの創成期、ハンブルクで巡業していた時代を描いた1994年公開の伝記映画「BACKBEAT」を、イアン・ソフトリー監督自ら舞台化、日本では2019年の初演に続く上演となる。

この度の上演も、初演時と同じ戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大、JUON、上口耕平の演じる「令和のビートルズ」メンバーが集結、プレビュー・兵庫・熊本・大阪と、各都市の公演で沸かせてきた。いよいよ東京公演が5月24日に開幕する。

みずみずしい生演奏に彩られた公演の模様を、オフィシャルレポート文と舞台写真でお届けする。東京公演は5月31日まで。

オフィシャルレポート
舞台は、戸塚演じるスチュアートが生き生きと絵を描くシーンから始まる。その表情が、動きが、情熱が、スチュは芸術家なのだと一瞬でわからせる。芸術家スチュは、親友ジョンに誘われ、ジョージ、ポール、ピートと共に、全員10代で「ビートルズ」となる。

撮影:岡 千里
撮影:岡 千里

印象的だったのははじまりのシーンだ。ジョンはスチュにベースを持たせ、弾き方を教え、スチュがたどたどしく鳴らす音にギターと歌をあわせてみせる。さっきまでスチュは絵筆を持っていて、ベースを弾いたこともなかった。そこでジョンが生み出した音楽は、スチュだけでなく客席をも巻き込んだ。音楽というもの、そしてジョンという人から滲み出るカリスマ性を、加藤がとても魅力的に表現している。
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ビートルズの末っ子ジョージはギターが好きで人懐っこい人だったそうだが、辰巳のジョージはまさにそれ。そして目をこすりたくなるほど10代である。ミュージシャンでもあるJUONの芝居はポールへのリスペクトが垣間見え、それが不思議とポールの才能を予感させるものにもなっている。上口演じるピートは後半まで心情が見えてこない人物だが、その心の内が見えたとき、「感じていたのはこれか」と納得する芝居を丁寧に積み重ねる。
JUON2

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アストリッド
愛加が演じるのはスチュと恋に落ちるアストリッド。写真家でもある彼女の凛とした姿勢がスチュにどれほど影響を与えたか一目で理解させるオーラが放たれる。エルヴィス役の尾藤は1966 年のビートルズ初来日公演の際に前座を務め、彼らの生の演奏を体感した歌手でもある。その尾藤の、歌唱はもちろん存在そのものがこの物語にとって大きなものだ。
尾藤エルヴィス

ほか

ピートラスト

ジョンから放たれる風は周囲の人をどんどん巻き込んでいく。だがスチュだけは、そこから飛び出すのだ。それは決別のように思えるが、そうではないことが戸塚や加藤の芝居を観ているとまっすぐに届く。5人の、どんな状況でもどんな状態でも、ライブシーンになると途端に輝きだす姿は感動的だ。この5人の光景を忘れてビートルズを聴くことはもうできないなと感じる舞台であった。

STORY
1960 年、イギリス・リヴァプール。絵の才能を持つスチュアート・サトクリフ(戸塚祥太)は、
同じ学校に通う親友ジョン・レノン(加藤和樹)に誘われ、ロックバンドにベーシストとして加入する。
スチュアート、ジョン、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ポール・マッカートニー(JUON)、
ピート・ベスト(上口耕平)ら5人の “ ビートルズ ” は、巡業で訪れたドイツ・ハンブルクの地で頭角を現してゆく。
とある夜、スチュアートは彼らライブに来ていた女性写真家のアストリッド・キルヒヘア(愛加あゆ)と
運命的な出会いをし、二人は恋に落ちる。
スチュアートはアストリッドとの出会いをきっかけに再び絵を描き始め画家の道を志すが、
ビートルズは魅力的なナンバーを次々に打ち出し、評判は日に日に高まってゆく―――。

『BACKBEAT』
作:イアン・ソフトリー スティーヴン・ジェフリーズ
翻訳・演出:石丸さち子
音楽監督:森大輔

2023年5月24日(水)~31日(水) 東京建物 Brillia HALL
プレビュー・兵庫・熊本・大阪:公演終了

『BACKBEAT(バックビート)』公式サイト

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