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【明日開幕】岩松了×森田剛の初タッグで贈る舞台「空ばかり見ていた」!

March 08,2019 (Fri)
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 明日、Bunkamuraシアターコクーンで幕を開ける岩松了の最新作にして森田剛が主演を務める舞台「空ばかり見ていた」。初日が目前に迫った劇場では公開リハーサルが行われた。

■森田剛
 いよいよ劇場入りして、ようやく初日がきたなと感じています。ここに至るまでの稽古はとても充実していて、毎日みっちりと取り組んできました。岩松さんの演出は、やればやるほど深みにはまっていく面白さがあり、戯曲のわからないところを自分なりに想像しながら埋めていく作業がすごく楽しかったです。噂の千本ノックもあり、厳しさと優しさの両方を感じました。登場人物たちは、いずれも単にいい人という風に言い切れない、ザラザラした感じがあるのが魅力のような気がしています。だからこそ、リアルな人間として映るのではないでしょうか。その場面、瞬間ごとに出てくる人々のやりとりによってストーリーが動いていきますが、感情移入していただければ、観ている方それぞれの中で、大きな感情の波が起こると思います。稽古場で本当にいい時間を過ごすことができたので、自分は岩松さんの言葉を信じて、共演者の皆さんを信じて、舞台の上でやるべきことをやるだけだと思っています。

■勝地涼
 稽古の後半に、森田さんと「このシーン、台詞はこういうことなんじゃないか」といろいろ話ができたのが僕の中では大きかったです。最終的には、2人で全部決めなくてもいいね、という話になったのですが。登場人物それぞれが違うことを考えながら、物語が進んで行ったほうが面白いと思うんです。それによって反政府軍のアジトで起こる出来事に対して、観た人に想像を膨らませてもらえるはずですから。僕自身、土居に対する感じ方は日々変化していますし。岩松さんのホンはいい意味でわからないところがある分、本番を通してさらに探っていく面白さがあると感じています。土居が踊るような動きをするシーンがあって、岩松さんからどうして欲しいと言われないだけにちょっと難しい。僕にコンテンポラリーダンスは求めていないと思うので、どう表現するかと考えています。

■平岩紙
 劇場に入って珍しくちょっとソワソワしている自分がいます。それはきっと自分の中で、まだまだ進化していく余白があると感じているからかもしれません。岩松さんが「誰もが人の前で役を演じている」とよくおっしゃるのですが、リンもそう。反政府軍の男の人たちの中に入って自分も役に立ちたい、強くなりたいと願う一方で、秋生と2人きりになると甘えたり、素に戻るので、本当は普通の女の子なのだなと感じます。内戦中の話で、兵士たちが銃を持っている姿を見たりすると、嫌だし怖いなと思うんです。そうした背景がありつつ、時間軸がずれたりする展開に、いつもの岩松さんの世界観よりもファンタジーを感じるというか。何よりシチュエーションごとの会話が面白く、一人一人のキャラクターにも物語があるので、お客様にもそれを感じていただけたらいいなあと思っています。

■村上淳
 岩松さんと初めて演出家と俳優として対峙して、尊敬の念しかないです。圧倒的な演出はもちろん、のちにみんながこの戯曲に挑戦するんじゃないか、というくらいの大きなものに触れている気がするんです。僕が岩松さんの作る芝居が好きなのは、かっこいいから。何だかわからないけれど惹かれるという、つまり余白があるんです。年齢を重ねるごとに理論で物事を考えるようになったりしますが、俳優としても、そういう余白は残しておきたいなと思います。シアターコクーンは27歳の時の『四谷怪談』以来なので18年ぶり。当時は演出の蜷川幸雄さんにボコボコにダメ出しされて、今回は岩松さんから千本ノックを受けて同じ気持ちになりました。45歳の今、そういう場があるのは幸せだなと。稽古場でもらった宝の言葉が自分に刻まれた感覚があります。それを手放さずに誠実に演じていきたいですね。

■Bunkamuraシアターコクーン(主催)
 Bunkamura30周年記念を飾っていただく岩松了氏の作・演出作品は、シアターコクーンへの新作書き下ろし7作目となる『空ばかり見ていた』。約2年ぶりの本作で岩松氏が描くのは、内戦下という背景の「恋愛」です。
 主人公の兵士・多岐川秋生を演じるのは、数多くの舞台で、端正にして奥行きのある存在感を印象づけてきた森田剛さん。岩松氏自らがラブコールを送り続け、充て書きといえる役柄、ストーリーで今回念願の初タッグとなりました。登場人物ひとりひとりの多面性、人生背景を深く描写する岩松氏の作品に、キャスト12名が約1カ月の稽古を経て挑みます。緊張の解けない戦争渦中の人々による「恋愛」ドラマを、どうぞお楽しみください。

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 人間の内部で無意識に動く感情をリアルに生々しく描く、日本のチェーホフと呼ばれる岩松了が作・演出を担当。本作は約4年ぶりにシアターコクーンに書き下ろした新作公演となる。

 舞台は内戦下の反政府軍のアジト。首領の吉田の妹のリンが暴漢に襲われ、司令部のある町に派遣されていたリンの恋人・多岐川秋生は身を案じ慌ただしく帰還します。ある日秋生が絶対的な信頼を置いていた吉田に対して不信を覚える出来事が起こり、そこへ政府軍のスパイが組織に潜り込んでいたことも判明し…。内戦という異常な環境下の中での複雑な人間関係を描く。

 主演は作・演出の岩松がラブコールを送り続け、「いつか一緒に作品を」との約束が実り顔合わせが実現した森田剛。主人公の多岐川秋生を演じる。共演には勝地涼、平岩紙、筒井真理子、宮下今日子、新名基浩、大友律、髙橋里恩、三村和敬、二ノ宮隆太郎、豊原功補、村上淳と若手からベテランまで、個々に強烈な個性を放つ、魅力的なキャストが集結した。

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【あらすじ】
そこは反政府軍のアジト。首領の吉田満(村上淳)が、女性兵士になりたいという妹のリン(平岩紙)を説得している。ある日リンが暴漢に襲われ、武器調達のために隣国に派遣されていたリンの恋人・多岐川秋生(森田剛)は身を案じ慌ただしく帰国する。傷手を負いながらもリンは愛する恋人と兄が自分を見守ってくれていることに幸福を感じ、回復していった。結婚を意識しながらも、命の保証のない日々の中、一歩踏み切れない秋生と、そんな秋生の考えを察して兵士として共に戦いたいと思うリン。だが、絶対的な信頼を置いていた満に対して不信を覚える出来事が起こる。満への感情と連動するようにリンにも疎ましさを感じ始め、自分自身の気持ちに戸惑う秋生。同じ頃、政府軍のスパイが組織に潜り込んでいたことにより、秋生たちは窮地に立たされることになり……

【作・演出】
岩松了
【キャスト】
森田剛 勝地涼 平岩紙 筒井真理子 宮下今日子
新名基浩 大友律 髙橋里恩 三村和敬 豊原功補 村上淳
【東京】
2019年3月9日(土)~31日(日)Bunkamuraシアターコクーン
【大阪】
2019年4月5日(金)~10日(水)森ノ宮ピロティホール

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