広告代理・宣伝制作・PR (株)ディップス・プラネット

NEWS
COMPANY
INFORMATION
SERVICE
WORKS
CONTACT
HOME


NEWS

奏劇『Trio』取材会に三宅健、藤木直人、大鶴佐助らが登壇

December 16,2022 (Fri)
1
作曲家・岩代太郎が手掛ける音楽と演劇で言葉を創り出すプロジェクト「奏劇」シリーズの第2弾『Trio 君の音が聴こえる』が、12月15日より開幕した。その初日公演を前にメディア向けの取材会が行われ、主演の三宅健をはじめ、藤木直人、大鶴佐助、そして原案と作曲を手掛けた岩代太郎が登壇した。

「奏劇」は、朗読劇でも演劇でもなく、役者と演奏家が同じ舞台に上がり、役者は演技で、演奏家は音楽で表現する、ミュージカルともオペラとも違う、岩代が考え出した新しい表現の形。

役者が台本を持って動くところも特徴のひとつ。朗読劇のようにも見えるが、台本を持ったまま体の動きや表情の変化をみせる表現は、また違ったジャンルの舞台作品であることを感じさせてくれる。

演奏家が奏でる楽器は、それぞれ役の分身と位置付けられており、三宅の役は岩代の弾くピアノ、藤木の役は西谷牧人の奏でるチェロ、大鶴の役は三浦一馬によるバンドネオンが、キャラクターの心情を表現している。
役者の演技と演奏家の音楽が一つの空間で交わり、いままでにない表現としてみられるものが今回の"奏劇"だ。

取材会で"奏劇"について聞かれた岩代は、開口一番「きわめて簡単に申し上げると、僕はあまりオペラが好きじゃないんですよ」と正直な思いを明かす。キャリアを重ねるとオペラ制作の依頼の話が来るといい、オペラに興味がない代わりに自分なりに考えたものが、今回の"奏劇"であると説明した。
朗読劇との違いについては、「音楽がなければ成立しない」演劇的なものを、手探りながら見出したいと思って作っているという。今後もライフワークとしてコンスタントに続けていくとも表明し、回を重ねてより奏劇の形を固めていきたいと、今後の展望を語った。

主演の三宅は、台本を持ちながら演技するという奏劇の特徴について「肩が凝ります」と笑って回答。
自身は朗読劇の経験もなかったとのことだが、この奏劇については「朗読劇と演劇の中間」という印象を受けたという。演奏家の奏でる音楽に役者陣が寄り添い、役者陣が発する言葉に演奏家が寄り添い、お互いが奏でるハーモニーがひとつになっていく初めての感覚だったと語った。さらに演出の深作健太からは「セリフを覚えないように」と指示されたそうで、それも奏劇の狙いであると共に、通常の演劇との違いに難しかったことを明かした。

続けて藤木は、20年以上前から岩代と面識があり「いつか一緒に何かやりたいね」と言ってもらったことを明かし、さらに今回はその岩代の演奏の前で演技できることに「豪華」さを感じて喜んだ。

大鶴は、自分も朗読劇の経験がなかったところに、三宅と同じく「朗読劇と演劇の中間」を感じさせる作品だったことから、この作品に新鮮味を抱きつつ、三宅と藤木との共演も嬉しかったそう。

また大鶴は、三宅、藤木の三人は、それぞれ約10歳ずつ年齢が離れているといい、その三人が幼なじみの役を演じることに「え?」と思ったと話すと、すかさず藤木から「いやいやいや、どういうこと?」というツッコミが入った。慌てて大鶴は「最初は全然イメージ湧かなかったのですが、いざ稽古場で会うと、本当に幼なじみとしか考えられない」と笑って訂正し、会場を和ませた。

最後に主演の三宅は、「チケットを入手できたお客様には、ぜひ新しい"奏劇"という芸術の形を、ぜいたくな音楽とともに楽しんでいただけたらなと思っております」と取材会を締めくくった。

奏劇Vol.2『Trio 君の音が聴こえる』は、12月24日まで東京・よみうり大手町ホールにて上演される。

奏劇『Trio 君の音が聴こえる』
日程:2022年12月15日(木)~24日(土)
会場:よみうり大手町ホール(読売新聞社ビル)

原案・作曲:岩代太郎
脚本:土城温美
演出:深作健太

■キャスト
サム:三宅健
トム:藤木直人
キム:大鶴佐助
ルナ:サヘル・ローズ
ロン:黒田アーサー

ピアノ・指揮:岩代太郎
バンドネオン:三浦一馬
チェロ:西谷牧人

奏劇『Trio 君の音が聴こえる』公式サイト

2022年アーカイブ

PAGE TOP