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November 29,2018 (Thu)
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撮影:細野晋司
 堤真一、安蘭けい、谷原章介、大西礼芳、赤楚衛二、外山誠二、大鷹明良、木場勝己、段田安則ら豪華キャストが一堂に会した舞台『民衆の敵』が、本日ついに幕を開けた。

 本作は“近代演劇の父”とも称されるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの代表作の一つ。「ペール・ギュント」「人形の家」「ヘッダ・ガブラー」など、日本でも馴染み深い代表作を持つイプセンだが、中でも1882年に発表された『民衆の敵』は、ブロードウェイでの上演も高く評価されており、1978年、さらに2005年に映画化されるなど根強い支持を得る傑作。古典から現代劇まで幅広く精通し、世界から注目を集めるジョナサン・マンビィが演出を手掛ける。

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 ジョナサンとの2度目のタッグで主演を務めるのは堤真一。「真実の告白」を志すばかりに、次第に「民衆の敵」であると憎悪され、やがては家族との幸せも危うくしてしまう孤高の男トマス・ストックマンを演じる。そんなトマスの味方となり支え続ける妻カトリーネに安蘭けい。新聞「民報」の編集者でご都合主義のホヴスタに谷原章介。トマスとカトリーネの娘で教師のペトラに大西礼芳、ホヴスタと同じ「民報」の若き記者ビリングに赤楚衛二、カトリーネの養父で水質汚染の原因である製革工場の主モルテン・ヒールに外山誠二、住宅所有組合の会長で印刷屋のアスラクセンに大鷹明良、トマスの唯一の理解者ホルステル船長に木場勝己。そしてトマスの実兄で、市長にして警察署長、温泉管理会会長も務める町の権力者ペテル・ストックマンに段田安則など実力派が顔を揃えた。

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 豪華出演者陣の丁々発止の台詞の応酬で描く人間模様。ドラマが展開される劇場空間も含め、総勢36名で創造する物語の世界は圧巻だ。新たに戯曲を翻訳し、新訳での上演に臨む本作に期待が集まる。チケット情報ほか詳細は公式サイトへ。

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◆ジョナサン・マンビィ(演出)
 イプセンの名作『民衆の敵』の演出で、こうしてまた東京、文化村に帰って来ることができてとても嬉しいです。この素晴らしい戯曲、とくに私達が今生きているこのとんでもない時代にぴったりの戯曲を、シアターコクーンで上演できることに喜びを感じています。この戯曲は、ポスト真実そして“オルタナティブファクト”の時代にまっすぐに語りかけます。これほどまでに国や世界の在り方について考えさせてくれる戯曲はありません。猛烈な興奮のうちにイプセンが書き上げたこの戯曲は、敵対する多数派の闇に対して真実の光をかかげ闘うトマス・ストックマン医師の姿を描いています。このストックマン医師役で本当に素晴らしい俳優である真一さんとまたご一緒できたことはこの上ない喜びです。さらに、才能あふれるキャストの皆様にご参加いただきました。
 このプロダクションは、長きに渡る私のコラボレーターである、デザイナーのポール・ウィルスとの2年におよぶ準備とリサーチの集大成です。そして、敬愛する(振付の黒田)育世さん、素晴らしい作曲家の(かみむら)周平さん、“光の詩人”である(照明の勝柴)次朗さんをはじめとする日本の演劇界をリードするアーティストの皆様とまたご一緒できたことは本当に光栄なことです。この素晴らしい作品を日本の観客の皆様に見ていただけることをとても楽しみにしています。この作品のもつ、類い稀な現代との共鳴と力強さを感じていただけることを願っています。

◆堤真一(トマス・ストックマン役)
 他人の意見に惑わされず、自分の頭で考え、判断しているのか。今の日本に生きる僕らにとっても他人事とは思えないテーマに貫かれた戯曲です。
 「民衆の敵」と糾弾されてしまうトマスが難しいのは、単純な勧善懲悪モノにおける“正義の人”ではない点です。トマスの異常なまでの熱さには稽古しながら青いなとも思いますが、誰にも惑わされずに自分の生き方を貫き通せる人間なんて、現実にはなかなかいませんからね。他人の話をうのみにするのではなく、自分なりの疑問を持つことがすごく大事だと思うんです。ひとかたまりの“民衆”になっていないか、観てる人もハッとさせられる、そんな舞台になればと思います。

◆安蘭けい(カトリーネ・ストックマン役)
 舞台での稽古で見えてきたところがたくさんあり、私自身、開幕がますます楽しみになってきました。イプセンの独特の世界観、ストーリーのスリリングな展開、そしてセット、照明が素晴らしく、必ずや楽しんでいたただけると思います。トマスの集会所での演説が見所のひとつとなっているので、皆さんも1人の民衆として、この作品に参加しに是非劇場へお越しください。

◆谷原章介(ホヴスタ役)
 『民衆の敵』は、シリアスであればある程笑えて来る、そんな舞台になっていると思います。息もつかせぬ台詞のやり取り、場面転換演出の美しさ、衣裳、美術の耽美な世界を是非味わっていただきたいですね。そして、何が正しいのか、誰が正義なのか、もしかしたら観終わった後、観客の皆さんの中に答えはあるのかもしれません。本当の“民衆の敵”とは何なのか、見つけてください。
 無事初日を迎え、お客さんの前に立つまで落ち着きませんが、カンパニーとしてよい準備ができたと思っています。5年ぶりの舞台、そして12年ぶりのシアターコクーン、思う存分やり切りたいです。

◆段田安則(ペテル・ストックマン役)
 イプセンは19世紀当時からすればずいぶん時代の先を行く戯曲を書いていたと思いますが、この芝居も相当過激だったんじゃないでしょうか。今、世界的に政治は混乱を極めていますし、現代に上演するにはぴったりの作品です。イプセンはなぜ敵対する関係を兄弟間に設定したのかが興味深いですね。完全に決裂しているわけでもなく、兄として弟を思う気持ちもある。また公害の一番の元凶は弟の妻の養父で、つまり家族内で対立構造を完結させているんです。それはなぜか。この作品に近づくヒントになりそうです。

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◆ストーリー
 温泉の発見に盛り上がるノルウェー南部の海岸町。
 その発見の功労者となった医師トマス・ストックマン(堤真一)は、その水質が工場の廃液によって汚染されている事実を突き止める。汚染の原因である廃液は妻カトリーネ(安蘭けい)の養父モルテン・ヒール(外山誠二)が経営する製革工場からくるものだった。トマスは、廃液が温泉に混ざらないように水道管ルートを引き直すよう、実兄かつ市長であるペテル・ストックマン(段田安則)に提案するが、ペテルは工事にかかる莫大な費用を理由に、汚染を隠ぺいするようトマスに持ち掛ける。一刻も早く世間に事実を知らせるべく邁進していた、新聞「民報」の編集者ホヴスタ(谷原章介)と若き記者ビリング(赤楚衛二)、市長を快く思っておらず家主組合を率いる印刷屋アスラクセン(大鷹明良)は、当初トマスを支持していたが、補修費用が市民の税金から賄われると知り、手のひらを返す。兄弟の意見は完全に決裂し、徐々にトマスの孤立は深まっていく。カトリーネは夫を支えつつも周囲との関係を取り持とうと努め、長女ペトラ(大西礼芳)は父の意志を擁護する。そしてトマス家に出入りするホルステル船長(木場勝己)もトマスを親身に援助するのだが……。
 トマスは市民に真実を伝えるべく民衆集会を開く。しかし、そこで彼は「民衆の敵」であると烙印を押される……。

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【作】
ヘンリック・イプセン
【翻訳】
広田敦郎
【演出】
ジョナサン・マンビィ
【出演】
堤真一、安蘭けい、谷原章介、大西礼芳、赤楚衛二、外山誠二
大鷹明良、木場勝己、段田安則
内田紳一郎、西原やすあき、本折最強さとし、目次立樹、西山聖了、石綿大夢、四柳智惟、中山侑子、木下智恵、穴田有里、安宅陽子、富山えり子、阿岐之将一、香取新一、島田惇平、竹居正武、寺本一樹、中西南央、石川佳代、滝澤多江、田村律子、中根百合香、林田惠子、池田優斗★、大西由馬★、松本晴琉☆、溝口元太☆
★・☆…Wキャスト

【東京】
2018年11月29日(木)~12月23日(日・祝) Bunkamuraシアターコクーン
【大阪】
2018年12月27日(木)~12月30日(日) 森ノ宮ピロティホール

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November 28,2018 (Wed)
『偽義経冥界歌』
(左上から)
いのうえひでのり(演出) 早乙女友貴 山内圭哉 橋本じゅん 三宅弘城 粟根まこと 中島かずき(作)
(左下から)
藤原さくら りょう 生田斗真 中山優馬 橋本さとし
撮影:田中亜紀

2019年3月8日(金)~21日(木・祝)の大阪公演を皮切りに、4月2日(火)~7日(日)まで金沢歌劇座にて、4月18日(木)~21日(日)よりまつもと市民芸術館にて、明けて2020年に東京、福岡にて上演される、2019年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』の製作発表記者会見が11月26日に行われ、登壇者たちが意気込みを語った。

登壇者
作:中島かずき 
演出:いのうえひでのり  
出演:生田斗真/りょう 中山優馬 藤原さくら/粟根まこと 山内圭哉 早乙女友貴/橋本じゅん 三宅弘城/橋本さとし

『偽義経冥界歌』4

『偽義経冥界歌』3

『偽義経冥界歌』5

2017年春から2018年の大晦日まで約2年間、客席が360°回転するというアジア初の劇場・IHIステージアラウンド東京(豊洲)でのロングラン公演という前代未聞のチャレンジを敢行中の劇団☆新感線。3年ぶりの劇団本公演となる今作の主演は、新感線には4回目の参加となる生田斗真が務める。いのうえや中島、劇団員らとも親交が深く、“準劇団員”ではあるものの、いのうえ歌舞伎の新作に主演として挑むのは今作が初となる。
共演には、りょう、中山優馬、藤原さくら、山内圭哉、早乙女友貴ら豪華なゲストが顔を揃えた。さらに、ダブルキャストとして橋本じゅん、三宅弘城の二人、本年の『メタルマクベス』disc1にて退団以来21年ぶりに劇団公演に参加した橋本さとしも出演。粟根まことをはじめとする劇団員らも舞台を彩る。

2016年の『乱鶯』以来のいのうえ歌舞伎の新作となる今作の脚本を担当するのは、劇団の座付き作家・中島かずき。ゼロベースからの完全新作は2014年の『蒼の乱』以来となります。演出は、主宰・いのうえひでのりが手掛け、この2年の経験と出会いからの刺激を財産とし、改めて“いのうえ歌舞伎”に向き合う。


『偽義経冥界歌』2



【作】
中島かずき
【演出】
いのうえひでのり
【出演】
生田斗真 
りょう 中山優馬 藤原さくら 
粟根まこと 山内圭哉 早乙女友貴 

右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 
山本カナコ(東京・福岡公演) 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 
新谷真弓(大阪・金沢・松本公演) 村木 仁 川原正嗣 武田浩二

狩野新之介 鈴木智久 山﨑翔太 渡部又吁 小板奈央美 後藤祐香 齋藤志野 鈴木奈苗
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴 紀國谷亮輔 下島一成


橋本じゅん(大阪・金沢・松本公演) 三宅弘城(東京・福岡公演)
橋本さとし
【大阪】
2019年3月8日(金)~21日(木・祝) フェスティバルホール
※2019年1月27日(日)発売
【金沢】
2019年4月2日(火)~7日(日) 金沢歌劇座
※2019年1月27日(日)発売
【松本】
2019年4月18日(木)~21日(日) まつもと市民芸術館
※2019年1月27日(日)発売
【東京】
2020年2月予定 TBS赤坂ACTシアター
【福岡】
2020年4月予定 博多座

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November 23,2018 (Fri)
妖アパ

2019年1月に上演が決まっている舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』。いよいよオールキャストが決定、ビジュアルが完成して公式サイトもリニューアルされた。

「あんさんぶるスターズ オン・ステージ」シリーズでも共演経験のある前山剛久、小松準弥、佐伯亮の出演でも話題を集める本作。キービジュアルは、妖怪や幽霊たちも住まう洋館風のアパート「寿荘」を背景に、そこに引っ越してきた高校生の主人公・稲葉夕士を演じる前山剛久と、夕士の親友・長谷泉貴役の小松準弥、龍さん役・佐伯亮の3ショット。一般発売を前に、作品への期待が高まる発表となった。

原作小説『妖怪アパートの幽雅な日常』は、2003年から2013年までに本編全10巻、外伝1巻を刊行、11年からは漫画家・深山和香によってコミック化され、現在も月刊少年シリウス(講談社刊)誌上にて連載中の妖怪ファンタジー作品。その魅力あるキャラクターと人情味あふれるストーリー展開は時代を越えて愛され、現在シリーズ累計580万部が発刊される大ヒット作品となっており、17年にアニメ版が放送されて今なお新たなファンを増やし続けている。

上演台本には、脚本家、演出家として注目が集まる気鋭の谷碧仁、演出は劇団「エムキチビート」を主宰する期待の若手演出家・元吉庸泰を迎え、人間に混じって妖怪や幽霊たちが住み着くアパートに入居した孤独な高校生の心の成長を描いていく。"フツウ"の高校生活に憧れる主人公が、明らかに"フツウ"ではない奇妙な同居人たちとの交流を通じて何を学び、何を得ていくのか。公演は1月11日(金)~27日(日)、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて。チケットは11月25日(日)より一般発売開始。

■あらすじ
三年前に両親が他界し、伯父の家に引き取られた稲葉夕士16歳。高校からは寮に入り自立して・・・と思った矢先、寮が火事で焼けてしまった!なんとか探し出したアパートは、家賃2万5千円(!)という破格物件。だがそこにはオバケや妖怪が出るという……。
画家、除霊師、自称霊能力者、そして幽霊や妖怪など、人情味あふれる「クセ者」入居者に囲まれて、夕士のフツウの!? 高校生活が始まる。
夕士の目線で描かれる、妖怪との日常を通して無くしていたものを取り戻していく心の成長物語。

【原作】
香月日輪
【漫画】
深山和香
【脚本】
谷碧仁
【演出】
元吉庸泰
【振付・ステージング】
三井聡
【出演】
前山剛久 小松準弥 佐伯亮 谷佳樹
佐々木崇 中村裕香里 相川春樹 荒井悠・猪股怜生(ダブルキャスト)
室井響 石井英明 馬渡亜樹 永田紗茅 / 三井聡 / 細見大輔
【日程・会場】
2019年1月11日(金)~1月27日(日)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

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