東京・豊洲に「360°シアター StageAround TOKYO」が新たにオープン!
April 27,2016 (Wed)
来春3月に東京のウォーターフロント、豊洲に新名所ができる。TBSテレビでは、巨大な円形の座席が回転し、周囲360度にステージが展開するという世界でも珍しい新型劇場「360°シアター StageAround TOKYO」を来年3月にオープンすると発表した。
この全方向型劇場は、2010年にオランダ・アムステルダムで上演を開始した「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」のために世界で初めて作られたシアターで、同作品は今日まで約190万人を動員する記録的なロングラン公演を続けている。このStageAround(ステージアラウンド)と呼ばれるシアターは世界の注目を集め、各国のトップクリエイターからのオファーが相次ぐ中で、日本でのシステム使用独占権をTBSテレビが取得した。
このシステムを使った劇場は英国・ロンドンにも来春開業予定だが、日本がわずかに早く、世界で二番目にオープンするステージアラウンド方式のシアターとなる。その後米国など他国にも劇場建設が広がっていくという。
建設予定地は、豊洲埠頭地区のゆりかもめ「新市場駅」駅前。今年11月にオープンする「豊洲新市場」や18年夏にオープン予定の商業施設「千客万来」などと共に並び立つことになる。TBSテレビでは、放送事業のほかに力を入れている演劇やイベント事業など放送外事業のシンボルとして同シアターを捉え、新たなコンテンツ発信の拠点として、東京都、また江東区とも連携しながら豊洲地区の活性化と共に運営をしていくという。
「360°シアターStageAround TOKYO」は2017年3月に開業を予定しているが、上演作品については現在未定。今後の発表に注目が集まっている。
奥には巨大なパノラマスクリーンが
「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」
セット転換の必要がない為砂山を再現することが可能
「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」
舞台上とは思えない海を再現
「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」
客席を囲む回廊舞台ではバイクが走り回ることも可能
「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」
舞台袖が存在しないため広い間口の舞台となる
「Soldaat van Oranje(邦題:女王陛下の戦士)」
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